撮影 ページ31
『Aちゃんすごい可愛くなってる！じゃあそのまま撮影いっちゃおう！』
「はい！」
スタジオにはさっきより多くの人が集まっていて、今から撮影が始まるということを私に強く感じさせた。
撮影を始めようと気合いを入れて1歩踏み出した瞬間、後ろの扉が大きな音を立てて開く。
「わっ、」
『A！』
「…ちょっと待って」
聞き覚えのある声が聞こえ、思い切り肩を掴まれて振り向かされた。
見なくても分かる、何も言ってないのにこんなとこまで駆けつけてくるのは彼らしかいない。
「てっちゃん」
て「えええ可愛いなおい！！」
「キモい！」
て「もう何言われてもいいわ、ほんと可愛い」
「くさい！離れて！」
抱き着いてくるてっちゃんを引き剥がそうとするも、やはり男性の力に女子高生の力が勝るはずもなく、されるがまま。
誰や、チクったの！
離れようとしないてっちゃんの背中を叩きまくっていると、遅れて数名の登場。
「りょうくん助けて！」
り「てつや、離れなさい」
と「えっ、A可愛すぎん？やばい携帯…。」
虫「僕がてっちゃんから強奪した一眼レフの方がいいよ」
「ほんっとにすみません！今すぐ行きます！」
笑いながらこちらを見守る撮影関係者の方々に必死で謝って、てっちゃんをげんこつした。
もうこのひとたち嫌い。
すると、その中のカメラマンさんがてっちゃんに近寄って衝撃発言。
『良かったら皆も撮影参加する？』
て「いいんですか！」
『うん、Aちゃん初めてで緊張しそうだし、皆といた方がきっと安心するよ！ね、Aちゃん？』
「う…それは、」
周りを見ても、私以外全員が大きく頷いている。
…これは飲み込まざるを得ない。
「じゃ、じゃあお願いします…」
そう答えると、てっちゃんは大きくガッツポーズ、りょうくんはさらににこやかに、としくんは虫くんと一緒に抱き合って喜ぶ。
あーあ、こんなことになるとは…。
て「っしゃぁ！服とかどうしますか？」
『衣装はあると思うから、向こうで用意しようか。その間Aちゃんはピンの撮影ね！』
「…ねぇ、迷惑かけたらしばらく口聞かんよ」
て「任せて、Aに見合う男になるから」
と「Aとツーショット撮りたい」
り「Aほんとそれ似合ってる、可愛すぎ」
虫「Aメイクしてる！大人っぽい」
「聞いてないし…。もー不安しかないですわ…。」
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むめ(プロフ) - さほさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます( ；∀；)まだまだ頑張るのでよろしくお願いします！！( ；∀；) (2018年3月31日 13時) (
レス) id: 31725d356a (このIDを非表示/違反報告)
さほ(プロフ) - おもしろいしなんかキュンとするしですごく良いです！！(語彙力) 同じ小説を作る者としてもすごく尊敬します(；；) (2018年3月31日 12時) (レス) id: 23ae1cebf1 (このIDを非表示/違反報告)
むめ(プロフ) - 咲夢さん» 返信遅くなっちゃって申し訳ないです｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ 私もこの作品書きながら、「やべぇ書き終わるまで寝れねぇwww」ってなってました笑 これからもどうぞ駄作者をよろしくお願いします(*´ω｀*) (2018年3月26日 1時) (レス) id: 31725d356a (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - むめさん» こちらこそ楽しませていただきました、、お疲れ様でした！ (2018年3月11日 20時) (レス) id: 260c83828d (このIDを非表示/違反報告)
咲夢(プロフ) - めちゃくちゃ楽しまさせてもらいました！投稿される度に「あ､キター！」ってなってましたw4章(？)が始まったくらいに読み始めたのですが､「あ､これ寝れんわ」ってなってました！他の作品も頑張ってください！ (2018年3月11日 18時) (レス) id: e6df225607 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むめ | 作成日時：2018年1月14日 17時
