だいじょうぶか ページ9
「んじゃあ、見学だから制服のままで良いか。…そうだ、見学って事は…入部希望って事で良いの?」
女子更衣室で着替えをしながら傍にいる仁奈にそう尋ねる。すると仁奈は、首を縦に振った。
よし、おk。後で赤司君に話を通しておこう。さっき見学の許可が下りたみたいに、入部の許可もすぐに出るはずよ。
*
*
同時刻 メア、帰り道にて
いやー、今日は何かと濃い一日だったわ。朝から何か飴食べる気しないと思ったら…転校生が来ましたと。
で、その転校生はまさかのAと同じ小学校な上に、同じ悪女。なんかさ、私の周りって…悪女いっぱいな気が…。
…ま、まぁそんな事は置いておこうか。早く帰って飴ちゃん食べよ。
そう思い、私は小走りで曲がり角に向かって行く。そして右に曲がろうとした…次の瞬間。
ドンッッ!!!
勢い良く、誰かとぶつかってしまった。
・
いった。メアちゃん小破しちゃったんだけど。お尻を打ってしまい、私は軽く擦りながら正面を見る。
前には、黒のショートヘアに黄色い目の男の子が立っていた。
「すまん、大丈夫か?」
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作者名:理依 | 作成日時:2018年3月12日 22時