はなせ ページ28
…!!!私は腕で顔の上にあげて、顔をガードすると同時に…。
「あのさぁ、何してんのかなぁ!?!?!?」
ガチャン!!!
近くにあった大きいロッカーの扉が開かれ、中からは___________
______________Aちゃんが、出てきた。
*
*
26話で、川橋がもうAちゃんは帰ったのを見たって書いてあるでしょ。あれね、あいつの思い込みにしかすぎないよ。
ホントは帰る「ふり」をしてたの。彼女は鞄を持って、体育館の入り口まで行って……実は部室に入ったんだ。で、この大きいロッカーの中に隠れてたって訳。
「よいしょっ!!」
Aちゃんはそう言いながら、また驚いている川橋の手を蹴り上げる。
勿論、カッターを持っている手をね。カッターは宙を舞い、床に転がり落ちた。
「有難う、Aちゃん。」
「良いの良いの。…そうだ、メアー?呼んでくれたー??」
…ん?メアちゃん?あれ、彼女帰宅部で、既に帰ったんじゃ…。
そう思っていると、部室の扉がガチャリと開かれる。中に入ってきたのは…メアちゃんと、警察官。
「おうよ。あぁ、仁奈。後で説明するよ。警察官さん、こいつです。」
「はい。この少年ですね。…ついてきなさい。」
「!?!?なっ…!!離せ!!」
手錠を付けられる川橋。とりあえず、さっき私を刺そうとした罪…って事かな?
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作者名:理依 | 作成日時:2018年3月12日 22時