絶対に、許さない。【探偵チームｋｚ事件ノート】 (ページ11)

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やっぱ、ライバル。ページ11

若武side

アーヤが自身の傷を見た途端、変わった。
　まるで目の前に何かいて、それにおびえているような、そんな声にならないほどの、
　悲鳴を上げていた。
　他の奴らもそれを目を見開いて、凝視していた。
　やがてのたうち回っていたアーヤがベットから落ちそうになった。
　俺は慌ててアーヤを受け止める。
　こんな時にって感じだけどアーヤ、毎日3食、食ってるか？軽すぎだろ。
　アーヤは俺を見て、安心したような顔をして、
彩「若…武…」
　と言って俺の腕の中で眠ってしまった。
　しばし病室にカチコチ、という時計の音が響く。
　みんな、普段クールな上杉でさえ、焦っていたのだろう。
　誰もしゃべらないので、俺はここぞとばかりにアーヤを抱きしめる。
　それを見ていたみんなは噴火！

上「おい、何をしている。バカ武。」
小「それはさすがの僕でも怒るよ？」
黒「アーヤはみんなの姫だからね((黒笑」
翼「何してんの！」
忍「若武！なんかわかんないけどいやだから、立花をはなして！」

　あー
　俺の恋の敵、多すぎないか？
　七鬼はそろそろきずけ。
　その何かってのを。
　

　みんな仲間だけど、
　ある意味ライバルだな。

　結局アーヤは取り上げられた。