検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:43,194 hit

episode10 ページ10

『いってらっしゃい、はい、ハイチュウ』


御「……おう」




沢村と降谷から大量にもらったハイチュウをぶら下げて学校を出た一也を見送る


5月も終わりに近づき、沢村の成長が目に見えはじめたところで、一也は東京選抜に行く




隣では沢村とゾノが騒いでる




愛されてんなぁ…




ま、夜には帰ってくるんだけどね





沢「姉さん!俺やりますよ!キャップいなくてもやりますよ!」


『はいはい、期待してる』



前「A!任せとき!俺に任せとき!」


『はいはい、頼りにしてるよ』




なんだかんだキャラが同じ2人を軽くあしらい、部活に向かう







琴「んー重いぃ」



1人でジャグを抱えてよたよた歩く琴羽が見えて、支えてあげる



琴「あ…A先輩」



『1人じゃ重いよこれ、春乃にでも頼めばよかったのに』



琴「…春乃先輩は今タオル用意してて」



『ふーん』




私と気まずそうな琴羽




琴「……A先輩は、いつから御幸先輩と一緒にいるんですか?」



『…さぁ、ね』




気づいたら一緒にいた



リトル時代から、一緒に野球してたし




『いつから…かな』



琴「私、御幸先輩が好きです」




その告白に、驚くこともない



『見ててわかるよ』





そこまで私も鈍感じゃない



たぶん、一也も





琴「けど…私に振り向く確率なんて、0そうです」


『なんで、そう思うの』


琴「あの人は…野球のことしか考えてない」


『うん』


琴「あの人は、あなたのことしか想ってない」





だんだん声も小さくなっていく琴羽





慰めたいけど、恋敵の私が慰めるのも傷に塩を塗りたくるのと変わらない気がして、ただ真っ直ぐ前を向いて歩く









琴「私ね、告白したんですよ…御幸先輩に」




『……ん?んんんんんん?』

episode11→←episode9



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (56 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
92人がお気に入り
設定タグ:ダイヤのA , 御幸一也
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:玲海 | 作成日時:2020年2月13日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。