兄妹なんです。

久々の部活 ページ16

今日は珍しく昼の呼び出しがなかった。



なので、一人屋上でのびのびとすごす。


本来うちの学校の屋上は立ち入り禁止だが、こっそり来ている…


屋上から見る空はとてもきれいで、


届きそうで手をのばしてもつかめない。



あのときの星蘭の顔はおもしろかったな。


私が軽く止血をして教室に戻った時の顔。


恐らく思いっきり血が流れても涙一つ流さない私にムカついたんだろう。



まぁ、私が血を流しても涙一つ流さない心にさせたのはどこのだれだか？



やべ、そろそろいかないと。授業まにあわない。



五時間目は…なんだっけ




考えながら教室に戻るとみんなが数学の準備をしていた。


次は数学か…。




そのあとも何事もなく部活へ行けた。



あ、急に話飛ぶとか言わないで。



時々星蘭の目が痛いけど仕掛けてはこない。




「よっ！A！」


音楽に室に行くときにジェルにぃが後ろから声をかけてくれた。



お兄ちゃんといると、怖い。


明日は何をされるんだろう？


こんなところも誰かに見られてるのかな？









でも、久々の部活だからなのかそれ以上にジェルにぃと音楽室に行くときに話す世間話が楽しかった。

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