第53話 ロボ・インフェルノ ページ4
「入試ん時の０Ｐヴィランじゃねえか！！！」
「マジ！？ヒーロー科あんなんと戦ったの！？」
「多すぎて通れねぇ！！」
「あれが一般入試用の仮想ヴィランって奴か」
ヒーロー科生徒に続くように他科の生徒が徐々に集まってきた。
たくさんの巨大なロボットは生徒達を認識し、目であろうレンズを赤く光らせた
《ターゲット 大量！！》
標的を見つけた瞬間巨大な腕を振り下ろす仮想ヴィラン
轟は氷を使い仮想ヴィランを凍らせ、仮想ヴィランを倒し、その下を通ろうとした生徒達の妨害も一緒に行う。それに続きヒーロー科生徒は仮想ヴィラン一体に対し一人で対抗して行った。
『1-A 轟！攻略と妨害を1度に!こいつぁシヴィー！！！すげえな！一抜けだ！！アレだな、もうなんか…ズリィな！！他の生徒も轟の後を追う！』
Aはというと、中学の頃に契約をした哀れな人の炎を操る個性を活用し、掌からごうごうと燃え上がる大きな炎を出し、進行方向一直線に炎の壁を作り出した。
炎の高さは仮想ヴィランの巨大な体を覆えるほどで、ある仮想ヴィランはその壁に片腕を突っ込んだらその腕が溶ける。他科の生徒は震え上がった。
「ジェイド、フロイド先に行きなさい」
「わかりましたが、人にブロットを溜めるなと言っておいてあなたが一番溜めるような真似をしてどうするのですか」
「ジェイドの言うとおりだよ！いくらアズールが用意した有能な体でも限界がある！」
「安心してください二人とも。
この個性はどうやら主人の技量に合わせて炎の威力、消耗するキャパも変わるようなのです。
ほら、この炎は元の主人より私の方が扱いが上手いので喜んでいるように見えません？」
視線の先の炎は踊っている様に見えた
「ならいいけど、無理はぜっったいにしないで！」
「ではフロイドと先に行ってます。行きましょうフロイド」
ジェイドとフロイドはAが作った炎の壁の中を走り出す。
『なんだ！？コース上に突如現れた巨大な炎の壁は！？一体誰がこんなの作ったんだって、1-Aの境界じゃねェか！！炎にあたったロボの腕が溶ける！炎の中を走るのは1-A海双兄弟！
あの壁の中を走れば仮想ヴィランの攻撃を受けないで先へ進めるな！！』
プレゼントマイクがそう言った瞬間炎の壁の中を通ろうとする生徒が次々と現れるが、あの二人以外ここを通らせる気はない。Aは二人の後を追って走り出す
ある生徒が炎の壁に入る瞬間、炎がいっそう燃え上がり視界を遮ったがすぐに炎は何も無かったかのように消え失せる。
その生徒の目の前には安置地帯の炎の壁ではなく、こちらに腕を振り上げる巨大な仮想ヴィランがいた。
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百華夜(プロフ) - ぬさん» コメントありがとうございます！執筆の際に、双子との掛け合いは特に大事にしていますので、そう思えてもらえて嬉しいです！更新頑張ります！ (1月19日 21時) (
レス) id: 4a0468ad2f (このIDを非表示/違反報告)
ぬ - ものすごく面白いです！！双子たちとの掛け合いがとにかくかわいいです♡更新応援しています！ (1月18日 23時) (レス) @page10 id: 745dfc8fb2 (このIDを非表示/違反報告)
百華夜（サブ垢） - あまねさん» コメントありがとうございます！私自身この小説を見返して、穴がぽつぽつあるなと感じ、これ大丈夫か？と不安に思っていたのですが、あなたの言ってくれた「好き」に報われました。ありがとうございます！ (1月15日 23時) (レス) id: a4b67a5d54 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - めちゃすきです！ (1月15日 21時) (レス) @page8 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
百華夜（サブ垢） - ふききゅさん» コメントありがとうございます！厳しい寒さが続きますのでそちらもご自愛ください。これからも楽しく頑張って執筆します！ (1月13日 14時) (レス) id: a4b67a5d54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百華夜 | 作成日時：2025年1月13日 14時
