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「なんでってそりゃ…

なんでなんやろな?」
「知らへんのかーい」
「はっはっは、聞いたことなかったわ」
「そっからちゃう?」
「それ聞いてどうするん」
「あれや、新聞とか探したら事故とか事件の記事が載っとるんちゃう?」
「あーね」
「そんでそっからお兄さん探せばええやん」
「お前プロか?」
「コネシマムーブやめぇい」

なるほど、その手があったか。
髪飾りから探すのではなく、兄から探せばよかったのだ。

「ほんなら次いつ行く?」
「せやなぁ、早いほうがええんちゃう?」
「俺明日の夜からなら行けるけど、トントンは?」
「俺明日トンつくやねん」
「あー、金曜か明日!」
「さすがにそれは外せへんからなぁ」
「ええよ、明日は一人でいくわ」
「そう?すまんな」
「いやいや、こっちこそ今度なんか奢るわ」
「言質とったで?」
「そう言われると腹立つな」


そんな笑い話をしながらも、頭に過るのはAの死因、理由。

あんな岬で死んだということは、



きっと自分で──

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作者名:ツナマヨ | 作成日時:2019年1月17日 23時

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