十四ノ怪−逢遭−（参）/十五ノ怪−遊繰−（壱） ページ3
狐「僕のこと忘れちゃったの〜？」
芦「あっちはお２人の事知ってるみたいですけど、もしかして物怪庵のお客さんだったんじゃないですか？」
安「だとしたら覚えてるはずだが」
私、全然覚えてないんだけど･･･
狐「まあ覚えてないのも無理ないかー。
僕も昔と見た目違うしねという妖狐
なら、尚更分かんないよ
狐「まあいいや！覚えてなくても支障はないし♪僕は君たちと遊ぶために来ただけだから」
なんて言いながら妖狐は尻尾を揺り動かす
狐「最近さぁつまらないんだよね。だから僕の遊び相手になってくれない？･･･っていっても君たちは誘いを断れないと思うけど♪」
そう言った途端に禅子の腕に煙が巻き付く
禅「痛っ！」
芦･貴「禅子！」
狐「だって、その
狐「君たちが僕に勝ったらその
妖狐は私達を見据える
すると妖狐は笑って
狐「さて！晴齋、A、久しぶりに僕とかくれんぼでもしよっか♪」
芦「かく･･･れんぼ？」
狐「そうだよ、かくれんぼ♪知ってるでしょ？あれ？君、まさか知らないの！？」
狐「知らないなら君はあっちに行っていいよ。かくれんぼも知らないやつに興味ないから」
その言葉が癪に障ったのか
芦「知ってるし！かくれんぼぐらい！めっちゃ遊んでたし！中学んときも散々やったし！」
なんて言っている
というか、芦屋くん･･･
安･禅･貴「(最近までやってたのか･･･)」
狐「じゃあ、問題ないよね♪僕が隠れるからきみたち４人は鬼ね♪」
なんてウキウキしながら言う
狐「それじゃあ、よぉーい♪」
禅「ダメ」
禅「アタシも花繪も安倍もAも遊べないよ」
禅子がそう言うと妖狐はキョトンとし、
狐「え？何で？何で？ええええーイヤだよ遊ぼうよ！！！」
なんて駄々をこね始める
狐「遊んでくれないと君の痣消してあげないよ！！」
芦「禅子、ここはおとなしくこの狐に付き合ってその痣消してもらおう！」
禅「ダメ」
頑なに断る禅子
それを聞いた妖狐は
狐「何で何で！何でダメなの！遊びたいのに！！」
なんて言って、廊下を転がり始めた
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作者名：まるすけ。 | 作成日時：2020年2月18日 19時
