十一ノ怪−法池−（漆）/十二ノ怪−輪求−（壱） ページ44
立「それでも、キミの親を殺したのは事実だ」
「そうだね。でもそれは仕方のないことだった。貴方は自分の職務を全うしただけだよ」
「それに、立法は父親代わりになってくれたじゃない。父親を知らない私にとって貴方は本当の父親みたいだった」
立「それは嬉しいね。イツキとはどうだい？」
「付き合った」
立「いいのかい？」
「うん。それにイツキの近くにいたほうが安心する。もしかしたら精神安定剤になるかもね」
ちょっとふざけて言ってみる
それからは、他愛もない話をしながら立法が溜めていた仕事の始末を手伝っていた
ｶﾞﾀｶﾞﾀｯ
安「A、迎えに来たぞ」
立「おや、早かったね。もうちょっと遅くても良かったんだが」
安「あ゛？立法のもとに何時間も置いておけるかよ」
立「ハハッ、すごい言われようだね。私がそんな危険な妖怪に見えるかい？」
安「ああ」
立「イツキはもう少し上司を敬うべきだと思うよ」
立「じゃあねナツキ。書類手伝ってくれてありがとうね」
「どういたしまして！」
「イツキ、次の依頼って何だっけ」
物怪庵に戻った後、着物に着替えくつろぐ
安「指輪探しだ」
「今度こそ見つかるといいんだけどねえ」
安「今回は芦屋もいるしどうにかなんだろ」
「イツキって結構芦屋くんのこと頼りにしてるよね」
安「別に今回のは人手が多いに越したことねえからな」
−月曜日−
担「―でな、5歳の娘が俺のために絵を描いてくれてなリボンまで結んでプレゼントしてくれたんだよ」
現在15:31
そして、以来の待ち合わせ時間は15:30
担任は娘自慢を延々と続け、みんなもうんざりしている
チラッと横を見ると鬼の形相をしたイツキと顔面蒼白の芦屋くんがスマホとにらめっこしている
早く終われー
伏「はーい、せんせー」
担「何だ？伏見」
伏「コンビニ行きたいのでもう帰ってもいいですか？先生話長いよー」
ナイスだよ伏見くん！！
担「おー、悪い悪い、もうこんな時間か。ではＨＲ終了。寄り道せずまっすぐ帰れよ」
安「芦屋、今何時だ」
芦「１５時３６分、６分遅刻です」
ＨＲが終わりすぐさま物怪庵で待ち合わせ場所の河原へ向かう
安「遅くなって申し訳ないマンジロウ」
ｶｻｶｻ
ﾆｮﾛ
今回の依頼人のマンジロウだ
うなぎのような形をしている
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みき茶(プロフ) - ユキナさん» ありがとうございます！これからも頑張っていきます！ (2019年1月21日 15時) (
レス) id: 9d371a00b7 (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ - 作品とても面白いです！いつも楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2019年1月20日 22時) (レス) id: 2523bf0056 (このIDを非表示/違反報告)
みき茶(プロフ) - ラビッツさん» 初めまして！お気に入り登録ありがとうございます。実際に感想が聞けるのはとても嬉しいです！できるだけ更新したいと思います。これからもよろしくおねがいします！ (2019年1月12日 18時) (レス) id: f9fc16cb97 (このIDを非表示/違反報告)
ラビッツ(プロフ) - こんにちは初めましてみき茶さん。初めてみき茶さんの作品を読ませていただいています。私も不機嫌なモノノ怪庵が大好きでお気に入りに登録させていただきました。いや〜面白いです。これからも作品作り頑張って下さい。体調にもお気を付け下さい。 (2019年1月12日 12時) (レス) id: ece3e5eb52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みき茶 | 作成日時：2017年12月12日 18時
