存在証明、その間。徳田side ページ34
自分の娘を傍で見守りたいと思うのは、親が必ず持っている本能とも言えよう。それは今隣にいる幼馴染であり、義兄の島崎も同じように考えているに違いない。
島「にしても、Aのサポートか……いっつも思うが、お前ってAが少しでも絡んでる案件だとすぐにくいつくよな。」
同じように自分の妹が少しでも絡んでる案件にくいついてたお前にだけは言われたくない。
島「…というか、この案件を俺達が受理するときにものすごく反対してたあの
それは同感だと思った。あの野郎、ひっきりなしに「黒衣の天使と呼ばれていたあいつぐらい一人でも構わんだろう?!」とか「そんなのよりも、位の高い私の方を守れ」とか言ってきたのだ。ああ、思い出すだけで腹がたってきた。あの場に上司がいなければ二人してその高官を殴っていたに違いない。
警察庁内では、俺達の役職は要人警護の課という体であるからしょうがないのか。もっとも、あいつは要人とも思っていないが。
島「誰が一人でも大丈夫なもんか。Aだって人間だって云うのによ」
そのとおりだ。事実、Aは心に大きな傷がある。それを抱えながら彼女は生きている。
「まあ、唯一の救いは仕事ではあるけどAのそばにいてやれることかな……」
島「………そうだな」
まだAが幼い頃、下手に彼女が関わって危険な目にあうことが怖くて、あまり関わろうとしなかった。
それから暫くして、彼女はポートマフィアに攫われて会うことができなくなった。当時は物凄く後悔した。
なんで守ってやれなかったのか。
どうして側に居てあげようとしなかったのか。
自分が守るためにとっていた行動なんて意味がなかったと。ただの自己満足だったと痛感した。それは妹を失った島崎も同じように感じたのだろう。
だからこそ二人である策を考えた。階級の一番下。つまりは一番最前線にいることができる階級のまま居続けること。そうすればAに会えるかもしれないと思ったからだ。でもそれでも、Aに会うことができたのは彼女がポートマフィアを抜けた4年前のことだった。
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イアデビル(プロフ) - めっちゃ面白いです更新待ってます頑張ってください！！ (2020年4月20日 14時) (
レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
月兎(プロフ) - 雨咲 水葉さん» わわっ!マジですか……急いで書いたからかなぁ……すぐ訂正しますね! (2019年8月16日 0時) (レス) id: 45fce474d9 (このIDを非表示/違反報告)
雨咲 水葉(プロフ) - 突然すみません、最新話の最後のあたりの誤字に気になってしまって....。その辺り、夢主男装してるはずなのに記載されているものは女装になってしまってますよ。 (2019年8月16日 0時) (レス) id: c9fa56c96c (このIDを非表示/違反報告)
月兎(プロフ) - 真昼ノ夜さん» はわわっ!ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです。期待にそえるよう、これからも精進していきます! (2019年6月11日 19時) (レス) id: 45fce474d9 (このIDを非表示/違反報告)
真昼ノ夜 - この小説めちゃくちゃ大好きです！ヘ(≧▽≦ヘ)♪これからも応援してます！！ (2019年6月11日 18時) (レス) id: 15eeb3cf2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月兎 | 作成日時：2019年5月19日 17時
