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存在証明、その間。安室side4 ページ29

その後も頑張ってみたが、特に新たな情報を手に入れることはできなかった。

蘭「わわっ!もうこんな時間。」

 すでにもう、ポアロの閉店時間にもなっていた。

『途中であの子達が帰った時点で切り上げとけばよかったね。』

 上に住んでいるコナン君以外の子達は途中で帰っていた。

園「私はお迎えが来るみたいだけど、Aはどうやって帰るの?」

『?普通に歩いて帰るけど。』

 思わず絶句する。

『え、何?』

園「A!なに危険なことをしようとしているの!?」

蘭「この時間に女子が一人で歩くには危険よ⁉」

『え、いや、大丈夫だから……』

園「全然大丈夫じゃない!最近、女子高校生を狙う通り魔とかいるんだから!」

『いや、でも大丈夫……』

蘭・園「「じゃない!!」」

『えぇ………………』

 二人から説教(?)をくらって面倒くさいというような顔をしているAさん。これはチャンスなのではないかと思った。

「なら、僕が車で送りましょうか?」

 そう皆に提案する。

「僕のシフトも丁度終わったので、僕が家の前まで送ればいいかと。」

 コナン君がえ?という感じの目を向けたので、情報を手に入れるためさ。と目で訴える。

園「いい案ね!流石安室さん。お願いします。」

 園子さんはさっそく了承してくれた。

「はい!了解しました。」

『いや私の意見聞いてくださいよ。何勝手に進めてるんですか。』

園「いいじゃない、いいじゃない」

『…………わかったよ。』

 友人の押しには弱いのか、あっさりと折れてくれた。

「それじゃあAさん、親御さんにそのように連絡してください。」

『その必要はないです。』

コ「え?なんで?」

 コナン君が不思議そうに聞く。

『私は一人暮らしですし、それに__親はいませんから。』

 さらっと重たい話がでてきた。

『正確に言うと、母は私が幼いときに死にましたし、父は(仕事の都合上)音信不通で行方不明なので。』

コ「………寂しくないの?お姉さん。」

『別に。それぐらいでくよくよしてられない。私には、しなしといけないことがあるし、もう慣れた。』

 その表情は慣れたと言うよりも、諦めたと言う方が近いような気がした。

『気にしてないので安心してください。早く帰りましょ。安室さん』

 彼女はさっさと店を出たので、慌てて店を閉め、彼女に追いつき、自分の車に乗せる。

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イアデビル(プロフ) - めっちゃ面白いです更新待ってます頑張ってください!! (2020年4月20日 14時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
月兎(プロフ) - 雨咲 水葉さん» わわっ!マジですか……急いで書いたからかなぁ……すぐ訂正しますね! (2019年8月16日 0時) (レス) id: 45fce474d9 (このIDを非表示/違反報告)
雨咲 水葉(プロフ) - 突然すみません、最新話の最後のあたりの誤字に気になってしまって....。その辺り、夢主男装してるはずなのに記載されているものは女装になってしまってますよ。 (2019年8月16日 0時) (レス) id: c9fa56c96c (このIDを非表示/違反報告)
月兎(プロフ) - 真昼ノ夜さん» はわわっ!ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです。期待にそえるよう、これからも精進していきます! (2019年6月11日 19時) (レス) id: 45fce474d9 (このIDを非表示/違反報告)
真昼ノ夜 - この小説めちゃくちゃ大好きです!ヘ(≧▽≦ヘ)♪これからも応援してます!! (2019年6月11日 18時) (レス) id: 15eeb3cf2b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月兎 | 作成日時:2019年5月19日 17時

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