存在証明、その間。コナンside ページ20
灰「……黒の組織かもしれない人物?」
「あぁ、しかも幹部級でだ」
翌日、俺はAさんのことを試しに灰原に聞いてみることにした。
「ほら、こんな見た目なんだけどよ……」
灰「……少なくとも、私は組織の中で見かけたことはないわね。その人」
あなたの勘違いじゃないのと遠まわしにいわれた気がした。
「んなことはねぇと思うんだ。俺だけじゃない、安室さんに沖矢さんも怪しいと思ってんだよ。」
灰「ずいぶん怪しまれてるのね。その人、かわいそうよ」
「う〜ん、オメェも会えばわかると思うんだけどなあ」
俺達が感じた違和感を。
灰「ま、一旦その話は置いといて授業始まるし、帰りにでもその話はしましょう」
そして放課後
歩「コナン君、今日何の日か覚えてる?」
帰り道に歩美ちゃんがそんなことを聞いてきた。
「えぇ……」
……やべぇ、何だったっけ
元「コナン覚えてねぇのかよ」
光「今日は皆でポアロ行くって約束したじゃないですか」
「あー……そうだったな」
やば、完全に忘れてた。
歩「コナン君でも忘れることあるんだね」
その言い方は地味に傷付く。
ポアロについた後、俺は上に荷物を置きに行った。
「あれ?安室さんどうしたの?」
息を潜め、何かをじっと見ている安室さんがいた。
安「しっ、コナン君。……さっき蘭さん達が来たんだけど……」
安室さんの目線の先には蘭と園子ともう一人誰かがいた。同じ帝丹高校の制服を着た髪を三つ編みにしている黒髪青目の……ん?待てよ、あの人もしかして…
安「あれ、Aさんだよね」
安室さんと考えていることが一緒だった。にしたって、最悪だ。黒の組織かもしれない奴が蘭たちと一緒にいるなんて。
安「……ひとまず行ってみるかい?」
「うん、そうする。」
二人で話しかけてみれば、明らかにAさんは不機嫌な顔をした。安室さんがわぞとらしく貴方探偵じゃあなかったんですかと聞けば、自分は17歳でまだ学生だと言われた。
どうやら、Aさんは蘭たちに自分が探偵であることを言っていなかったらしい。現に二人して驚いているし、今、それ関係の話をしている。俺のことも話題としてだされた。失踪していると聞いたとき
『あ、何か聞いちゃってごめん』
と、言っていたが、彼女の視線は此方に向いた。まるで俺の正体を知っていると言わんばかりに。
存在証明、その間。コナンside2→←作者からのお知らせ（番外編のリンクを貼りました。）
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イアデビル(プロフ) - めっちゃ面白いです更新待ってます頑張ってください！！ (2020年4月20日 14時) (
レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
月兎(プロフ) - 雨咲 水葉さん» わわっ!マジですか……急いで書いたからかなぁ……すぐ訂正しますね! (2019年8月16日 0時) (レス) id: 45fce474d9 (このIDを非表示/違反報告)
雨咲 水葉(プロフ) - 突然すみません、最新話の最後のあたりの誤字に気になってしまって....。その辺り、夢主男装してるはずなのに記載されているものは女装になってしまってますよ。 (2019年8月16日 0時) (レス) id: c9fa56c96c (このIDを非表示/違反報告)
月兎(プロフ) - 真昼ノ夜さん» はわわっ!ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです。期待にそえるよう、これからも精進していきます! (2019年6月11日 19時) (レス) id: 45fce474d9 (このIDを非表示/違反報告)
真昼ノ夜 - この小説めちゃくちゃ大好きです！ヘ(≧▽≦ヘ)♪これからも応援してます！！ (2019年6月11日 18時) (レス) id: 15eeb3cf2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月兎 | 作成日時：2019年5月19日 17時
