イケメンさんと私の寮生活 (ページ37)

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病人の看護、いつもの寮生の相手などなどで、私は疲れました。
お風呂に入って、自室へ行って死んだように眠りにつきました。高校生の体力じゃきつい。

でも、後片付けしてくれたのは素直に助かったし嬉しかったな。

そう思い始めたら、なんか母親みたいだから嫌だ。
私、ここの寮の最年少なんだからもっと甘えてもいいと思うんだよ。

～翌朝～

あ「…ッ、頭痛い。」

起きる気が出ない。なんかだるい。頭痛い。
もしかしてもしかすると永瀬さんの風邪がうつった！？いや、そんなはずない。

でも、朝食やお弁当を体調が悪い状態で用意するのはいたたまれない。
こうなったらヘルプだ。この時間は誰なら起きてくれるだろう。誰も無理？

あ「佐藤さん…、佐藤さん…。」

勝利「…誰、朝早くから。」

あ「あの、綾瀬です。Aです。」

ガチャッ

勝利「え、どうしたの！？」

あ「ごめんなさい、ちょっと体調悪いみたいで学校休みます。あと、朝食とお弁当用意できないです
本当にごめんなさい…。」

勝利「え！？絶対うつってるでしょ。廉はよくなってる？」

あ「はい、大学行けそうなくらいには回復していると思います。昨日の夜確認したらだいぶよくなっていました。」

勝利「じゃあ、今は一番の病人ってAでしょ！？早く寝よ？俺はみんな起こしてくるから。」

寝起きで頭が働いていないはずなのに、テキパキ動いてくれる佐藤さん。
さすが、この寮で一番まともな人。

半強制的に自室へ戻らされ、ベッドに入れられました。