【QK】弐・プロデューサーと君と時々赤ちゃん【fkr】 (ページ4)

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鯉の餌は幾ら？ページ4

公園に来たけど拓実が遊べるわけもなく３人で散歩をすることに。
散歩が出来るくらい広い公園だ。

途中で数えきれない鯉が水面から顔を出しているのが見える。
他の家族が鯉に餌をやっているみたいだ。

「あそこに鯉の餌の販売機がありますね。一回だけやっても良いですか？」

「そんなキラキラした目で言われたらダメとは言えないじゃんか」

Aさんは子どもに返ったかのように無邪気で。
こんな表情もするんだって新しい発見が出来たから俺は満足で。

鯉が餌に食いついてる光景を拓実は驚いた顔をして眺めていた。

「拓実さん！お魚さんですよ！YouTuberではないですけど！」

「鯉がYouTuberだったら異色だね」

「猫でもYouTubeやってるくらいですから、あってもおかしくないかと」

「おかしいよ」

最後の餌を放り込んで池を後にする。
奥にはアイスが売ってるらしく、ふたつじゃ多いから２人で一つのアイスを頬張る。

拓実も興味ありそうだけどまだ早いからもう少し大きくなってからな？

公園探索をし終わって車に戻り発進する。
今日のお出掛けは楽しかったねと話していつの間にかAさんは隣で眠ってしまった。

その姿が可愛くて信号が赤の時にほっぺたにキスをした。
俺の左手はAさんの右手を握りしめて３人の自宅へ帰るんだ。

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