俺もいつか。 ページ18
とりあえず今日は残してある仕事を片付けよう。
社員の皆にも明日から少しの間帰省するという事を伝えなくては。
今日は天気も良かったので歩いてオフィスに向かうことに。
Aさんはベビーカーを押して。
俺は拓実の荷物を持って道路側を歩く。
朝の道には小学生が楽しそうに通学していて横断歩道には保護者の女性が子供たちに挨拶をしていた。
とても良い光景に見えた。
いつか俺も挨拶運動するのかなって思って笑ってしまった。
「福良さん、何か楽しいことでもありましたか?」
「いや、俺もいつかあの女性みたいに挨拶運動するのかなって思ってさ」
「あんまり若い男性が挨拶運動しているのは見たことないですねぇ。福良さんなら子供たちの人気者になりそうですね!算数教えて〜とか」
「算数なら暗算で出来ちゃうかもね」
「お助けアイテムですからね、福良さんは」
交差点を通り過ぎて暫く歩いてオフィスに到着。
ベビーカーは折りたたんで隅っこに置いておく。
「あれ?これ伊沢くんの靴だ。遅刻しないの珍しいなぁ」
「ホントだ。俺らより早く来てるね」
そこに走ってやってくる俺のCEO。
廊下は走っちゃダメでしょ、社長!
「久しぶり〜〜〜!!会いたかったよ〜タク〜〜!」
その後を追って河村もやってくる。
「やれやれ。久しぶりだね、拓実くん」
その後に山本とこうちゃんが一緒に出迎えてきた。
三連コンボで来たもんだから、ぷよぷよでいう"アイスストーム"の連載ボイスみたいだな。
どうせなら"ばよえ〜ん"まで行こうよ。
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作者名:*ゆ う* | 作者ホームページ:
作成日時:2021年2月28日 12時