第15話 ページ16
「おはようございます!」
治「おん、おはようさん。」
日曜日。おにぎり宮出勤日。
今日は普通にドアを開けれた。
「あれ、店内だいぶ綺麗になりましたね!」
治「せやねん、もうすぐやし店内だいぶ片付けてん!
今日から開店してからのこと教えよと思うんやけど。」
出勤時のタイムカードをピッとかざすと、奥から宮さんが出てきた。
治「Aちゃん、バイトとかすんの初めてやろ?
やから、レジの打ち方とかいろいろ教えてまいたいねん!
オープンしてからやとバタバタしそうやし。」
「バイトはここが初めてです…!お願いします!」
治「おっしゃ、ほんじゃ、こっち来ぃ!」
宮さんに言われてカウンター裏へ行くと、
思っていたよりもごちゃごちゃしていた。
治「俺、片付けんの苦手やねん。
ちょっと散らかってるけど許してな。」
少し意外だ。
バイトから見る年上の社員さんなんて、なんだかすごく大人に見えて、なんでもできるように感じていた。
なんなら宮さんの店主だしかっこよく見えて当然。
でも、
そういえば前も…
・
『女の子のバイト雇うん初めてで、
どうしたらええかわからんねん』
・
なんかちょっと可愛いとこもあるんだな。
「ふふっ…!」
思わず笑みが溢れた。
治「今の、何かおもろいことあった??
あ、てか、また笑ったな?
俺忘れてへんで?」
「すっ、すみません!
ちゃんと話は聞いてます!」
そんな宮さんと目が合う。
あ、やっぱり、テレビで見る宮侑にそっくりだ…
髪型も髪色も全然違うけど目鼻立ちとか、口元とか、ほんとにそのまんまって感じ。
「双子なんだなぁ…」
治「おん?なんか言った?」
「いえ、なんでもないです!」
・
・
宮さんに教えてもらいながら、
あれこれと覚えていく。
治「まあ、だいたいこんなくらいかなぁ。
またやってみてなんかわからんことあったら聞いてな!
ほんでな、今日はAちゃんにやってもらいたい大事な仕事があんねん。」
「はい!ありがとうございます!
なんでしょう…?」
宮さんは一瞬奥に消えたかと思うと、ドサリと紙の束を抱えて戻ってきた。
治「ででん!おにぎり宮のオープンポスターや、
これをな、もう先方には連絡とか許可とかとってあるから、
この紙に書いてある住所のとこに貼ってきたり、
オープンします〜って挨拶して回ってきて欲しいねん。」
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ジャム - 間違ってたらごめんなさい。 佐久早くんの聖が清になってます。 (2021年6月10日 19時) (レス) id: 05b8f4c815 (このIDを非表示/違反報告)
たたねんこ(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます、わざとそうしてます、、! (2021年2月4日 18時) (レス) id: 415db63fbe (このIDを非表示/違反報告)
あ - 間違ってたらすみません!LINEがLIMEになってます、、、! (2021年1月11日 23時) (レス) id: acd8df42fe (このIDを非表示/違反報告)
たたねんこ(プロフ) - 田中さん» コメントありがとうございます^^もう自分の身の何をどう捧げればいいのか分からないくらい稲荷崎尊いですね…!! (2020年5月1日 23時) (レス) id: 415db63fbe (このIDを非表示/違反報告)
たたねんこ(プロフ) - 猪と猫さん» コメントありがとうございます!もう本当に稲荷崎民にとってはこれは命日かな?ってなるくらい本誌やばかったですね!!猪と猫さんのすなくんの作品も楽しく読ませていただいてました!!これからもよろしくお願いします! (2020年5月1日 23時) (レス) id: 415db63fbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たたねんこ | 作成日時:2020年4月10日 1時