流石英雄! ページ6
「ありがとう、ディルック。助かったよ。マジで死ぬかと思った」
私がそう言うとガイアがやれやれとでも言うように溜め息を吐く。溜め息を吐きたいのはこっちなのに。
「外が騒がしいと思って来てみれば君達は一体何をしているんだ」
ディルックは呆れたようにそう言った。というかそんなに騒がしかったんだ。私って意外と声が大きいのかも。
「ガイアにいじめられてた」
簡潔に、そして誇張してディルックに伝えた。
「そうか。僕の店の前でそんなことをしているとは。１週間エンジェルスシェアへの立ち入りを禁止とする」
ディルックがガイアにそう言い渡すと、ガイアは途端に慌てだす。余程エンジェルスシェアの酒が好きと見える。
「誤解なんだ。全然いじめたつもりはない。俺もAもエンジェルスシェアに用事があるから一緒に行こうってなって」
おい、私にトゲトゲで攻撃したくだりが入っていないじゃないか。そして、ディルックがガイアに反論する。
「じゃあAは何故嫌がっていた?」
しかし、ガイアはこの質問には答えることができず、この口論はディルックが勝った。
「そういうことだ。A、行こう」
そう言ってディルックは私の手をとってエンジェルスシェアの方へ歩き始めた。
「え、ディルック?」
何故私は今ディルックに手を繋がれているのだろう。びっくりして思わずディルックの名前を呼んだ。
「嫌か?」
ディルックは私の顔を覗きながらそう言った。
「別にそういう訳じゃ…」
私がそう言うと、
「A、君はこちらの方がいいのか?」
ディルックはこう言って私と繋いでいた手を離し、私をお姫様抱っこした。ジンの時よりも恥ずかしい。
「お、下ろして!」
私はきっと今顔が真っ赤なんだろう。周りからの視線も多いし、変な噂がたちそうだ。
「君の反応は相変わらず面白いな」
ディルックはそう言って私を下ろしてくれた。そしてそのままエンジェルスシェアへと向かった。
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宇琉夜ハル(プロフ) - ケモ耳と花言葉でファデュイです (2023年2月15日 16時) (
レス) @page22 id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
翡巫女(プロフ) - けんとさん» ありがとうございます!璃月終わったらちょっとドラスパ入りますが、その後稲妻に行くので楽しみに待っていて下さい! (2022年8月17日 20時) (レス) id: 85bbdde210 (このIDを非表示/違反報告)
けんと - こんにちは、夢主ちゃん可愛いですねぇ私ならセコムになってますよ。性格良いですし雷電将軍とかにも好かれてそう、見るたびワクワクしちゃいます。 (2022年8月17日 17時) (レス) @page46 id: a76f20d172 (このIDを非表示/違反報告)
翡巫女(プロフ) - ふわなさん» ありがとうございます!これからも頑張って書かせていただきます! (2022年8月10日 22時) (レス) id: 85bbdde210 (このIDを非表示/違反報告)
ふわな(プロフ) - 初めまして！こういう作品めっちゃ好きです！これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2022年8月10日 10時) (レス) @page36 id: 9150cee976 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡巫女 | 作成日時：2022年7月17日 16時
