面倒くさくてうさんくさい ページ5
ガイアと話すと面倒くさい。どうしても長話になるし、何か見透かされているような変な気分になる。
とりあえず軽く挨拶をしてさっさと退散しよう。でないと帰りが遅くなってジンに怒られる。
「久しぶりですね、ガイア。今急いでいるので失礼しますね」
そしてクルッと回ってエンジェルスシェアへ走り出す。しかし現実は甘くない。炭くらい苦い。
「ちょっと待て。俺も今からエンジェルスシェアへ行くところなんだ」
しかしガイアに後ろから肩を捕まれ、走り出すことは叶わなかった。というか何故私がエンジェルスシェアに行くことを知っているんだ!?
「何故私がエンジェルスシェアに行くことを知っているですか?ジンに教えてもらったんですか?」
私が少し睨みながらそう言うと、ガイアは両手を軽く上にあげ、首を横に振る。
「そう警戒するなよ、A。お前が代理団長にお姫様だっこされてたって噂を聞いて見に来たらたまたま聞いただけだよ」
でもジンと別れた時、あまり大きな声で喋った訳ではないのに知っているなんてやっぱ怪しい。だって近くにいたらもっと早く声をかけられる筈なのに。
とりあえずガイアと別れることを最優先にしないと。彼のペースに飲み込まれてしまう。
「ウェンティに会いに行くんです。ガイアと話をしている暇は…痛っ痛い痛い…一緒にいきますから、止めて下さい!」
しかし、ガイアが手首に着けているトゲトゲで背中を攻撃してくるので仕方なく諦める。地味に痛い。
「へぇ…いつもより物分かりがいいじゃないか。…よっと」
「…は?ちょっと下ろしなさい!」
何故かガイアが私を肩の上に乗せ、担いでいる。お腹に圧迫感を感じるのでマジで勘弁してほしい。
しかし、肩に乗せて担いでいるということで、文句を言うと再び手首のトゲトゲで攻撃される。
すると救世主が表れた。今は夜だし丁度良い。そう、「闇夜の英雄」だ。
「彼女は嫌がっている。下ろせ」
「はいはい」
ガイアは大人しく私を下ろしてくれた。うぅ…背中が痛い。
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宇琉夜ハル(プロフ) - ケモ耳と花言葉でファデュイです (2023年2月15日 16時) (
レス) @page22 id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
翡巫女(プロフ) - けんとさん» ありがとうございます!璃月終わったらちょっとドラスパ入りますが、その後稲妻に行くので楽しみに待っていて下さい! (2022年8月17日 20時) (レス) id: 85bbdde210 (このIDを非表示/違反報告)
けんと - こんにちは、夢主ちゃん可愛いですねぇ私ならセコムになってますよ。性格良いですし雷電将軍とかにも好かれてそう、見るたびワクワクしちゃいます。 (2022年8月17日 17時) (レス) @page46 id: a76f20d172 (このIDを非表示/違反報告)
翡巫女(プロフ) - ふわなさん» ありがとうございます!これからも頑張って書かせていただきます! (2022年8月10日 22時) (レス) id: 85bbdde210 (このIDを非表示/違反報告)
ふわな(プロフ) - 初めまして！こういう作品めっちゃ好きです！これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2022年8月10日 10時) (レス) @page36 id: 9150cee976 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡巫女 | 作成日時：2022年7月17日 16時
