子供扱い ページ33
「ごちそうさまでした。タルタリヤ、本当にいいんだね?払ってもらって」
とても美味しい食事だった。タルタリヤには最終確認。だって3人分だからそこそこの値段なのに。
「もちろん、俺が払うよ」
鍾離先生のせいで奢り癖がついてしまったのだろうか。まぁ昔は散々私が奢ったけど。
昔は支給されたご飯が少ないし不味いとか言って私に料理を作らせたり奢らせたりしていた。
もちろん育ち盛りだから結構食べてた。だからそこそこの額を毎回支払っていた記憶がある。ただ、私の財布にはちっとも傷なんてつかなかったけどね。
「ありがとう、タルタリヤ」
そして私は鍾離先生と一緒にタルタリヤに奢ってもらった。そしてタルタリヤは、
「じゃあ、また」
と言って案外素直に帰っていた。それがちょっと私には不審に見えたが、鍾離先生は気にしていないようだった。
「では、往生堂へ…と思ったがもう夜だ。望舒旅館でゆっくり休んでからまた明日、往生堂へ来てほしい。
A、君とは話すことがいっぱいある。ではまた明日会おう」
そして鍾離先生は私の頭を軽く撫でた。鍾離先生は私のことをなんだか孫のように見ている気がする。
もちろん年齢差は孫どころじゃないけど、色々心配されるし、ちょっと過保護だし、おじいちゃんみたいだ。
まぁ出会いが崖からの転落なので過保護にもなるか。だって普通にしてたら崖からの転落なんてしないし。
「はい、鍾離先生。…見た目がこうとはいえ、私もいい年なんですからあまり子供扱いしないで下さい」
私が拗ねたようにそう言うと、
「ははっ、俺と比べたらAは子供どころか赤子だな。だが、そうだな。子供扱いとは違った意味で、他人の頭を撫でることもある」
と、言われた。ちょっと何言ってるかよく分からない。まさか私をペットみたいな扱いを…
「では、また明日」
考えても悪い方向にいってしまいそうなのでとりあえず望舒旅館へ行こう。鍾離先生は少し微笑みながら私に手を振り、去っていった。
私は近くに人がいないことを確認してワープポイントを使って望舒旅館へ向かった。今日は魈、いるかな?
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宇琉夜ハル(プロフ) - ケモ耳と花言葉でファデュイです (2023年2月15日 16時) (
レス) @page22 id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
翡巫女(プロフ) - けんとさん» ありがとうございます!璃月終わったらちょっとドラスパ入りますが、その後稲妻に行くので楽しみに待っていて下さい! (2022年8月17日 20時) (レス) id: 85bbdde210 (このIDを非表示/違反報告)
けんと - こんにちは、夢主ちゃん可愛いですねぇ私ならセコムになってますよ。性格良いですし雷電将軍とかにも好かれてそう、見るたびワクワクしちゃいます。 (2022年8月17日 17時) (レス) @page46 id: a76f20d172 (このIDを非表示/違反報告)
翡巫女(プロフ) - ふわなさん» ありがとうございます!これからも頑張って書かせていただきます! (2022年8月10日 22時) (レス) id: 85bbdde210 (このIDを非表示/違反報告)
ふわな(プロフ) - 初めまして！こういう作品めっちゃ好きです！これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2022年8月10日 10時) (レス) @page36 id: 9150cee976 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡巫女 | 作成日時：2022年7月17日 16時
