お見送りのお願い ページ28
ウェンティに解放されて少し経ったらケモミミは無くなった。もうちょっと早ければ良かったのに。
私はクレーを探しに騎士団本部を訪れた。通りがかった騎士団員に聞いたら、クレーはアルベドの所にいるとのこと。
今回のモンドはやけにアルベドと会うな。アルベドだから全然良いんだけどね。
「アルベド、Aだけど入ってもいい?」
アルベドの部屋に着いた私はドアをコンコンとノックしながら、そう言った。
すると、ドアが開き、中からクレーがとても嬉しそうな顔をして出てきた。
「Aお姉ちゃん!」
そしてそのまま抱きつかれる。私はクレーを抱き上げて、アルベドの部屋へ入った。
私はときどき、重い箱や人を運ぶことがあるので、結構腕の筋力には自信がある。ムキムキではないよ、もちろん。
中に入ると、アルベドはいなかったが、スクロースがいた。そして彼女はアルベドのスケッチを凝視している。
「クレー、私ね、今夜モンドを離れようと思うの。お見送り、してくれるかな?」
スクロースはなんとなく邪魔しちゃいけない気がしたので、とりあえずクレーと話すことにした。
「え〜!?もうAお姉ちゃん行っちゃうの?もっと…あ、アルベドお兄ちゃんにAお姉ちゃんを困らせちゃ駄目って言われてたんだった…」
こんな反応をされたら行きたく無くなっちゃうけど、行かなきゃいけない。
「この前も言ったけど、これまでよりはたくさん帰ってくると思うよ、クレー。
ところでアルベドは何処に行ったのかな?今回は結構お世話になったからモンドを発つことを伝えておいた方がいいと思って」
すると、先程までスケッチを凝視していたスクロースが返事をしてくれた。
「お久しぶりです、Aさん。アルベド先生ならティマイオスの課題を見に行きました。
直ぐに発つのであれば、広場の合成台につく頃には丁度課題の確認が終わっていると思います」
そうだな、ジンの所に寄って少し話したら、そののまま城門に向かってしまおう。
「そういえば、アルベド先生のスケッチで見たんですけど、Aさんのケモミミ、とても似合ってました」
スクロースが嬉しそうに言ってくれたのでケモミミにまつわるすべてのことを許そう。
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宇琉夜ハル(プロフ) - ケモ耳と花言葉でファデュイです (2023年2月15日 16時) (
レス) @page22 id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
翡巫女(プロフ) - けんとさん» ありがとうございます!璃月終わったらちょっとドラスパ入りますが、その後稲妻に行くので楽しみに待っていて下さい! (2022年8月17日 20時) (レス) id: 85bbdde210 (このIDを非表示/違反報告)
けんと - こんにちは、夢主ちゃん可愛いですねぇ私ならセコムになってますよ。性格良いですし雷電将軍とかにも好かれてそう、見るたびワクワクしちゃいます。 (2022年8月17日 17時) (レス) @page46 id: a76f20d172 (このIDを非表示/違反報告)
翡巫女(プロフ) - ふわなさん» ありがとうございます!これからも頑張って書かせていただきます! (2022年8月10日 22時) (レス) id: 85bbdde210 (このIDを非表示/違反報告)
ふわな(プロフ) - 初めまして！こういう作品めっちゃ好きです！これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2022年8月10日 10時) (レス) @page36 id: 9150cee976 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡巫女 | 作成日時：2022年7月17日 16時
