飲兵衛詩人 ページ16
エンジェルスシェアに着くと今日はウェンティがいた。しかし、既に酔っぱらって出来上がってしまっている。
私を見るなり、
「ふふっ…なんかAの幻覚が見える〜」
とか言ってさらにお酒を口の中に入れる。こちらは大事な話をしに来たというのに。
今日もカウンターの中にはディルックがいた。ガイアが来たときに追い払うためだろうか。
「Aか。今日はウェンティが来ている。既にかなりの量の酒を飲んでしまっているが」
流石に酔いを覚まさないと。よし、水をぶっかけ…って神の目が無いんだった。ディルックにバケツ一杯の水を頼もう。
「ディルック、バケツ一杯の水をくれたりする?ウェンティを酔いから覚まさないと話が出来ないからね」
するとディルックは驚きの表情を浮かべる。無理もない。
「まさかまだ神の目が帰って来ていないのか?」
私は頷いた。
「なら早くウェンティと話をすべきだ。何か知っているかもしれない」
そしてディルックは直ぐにバケツ一杯の水を持ってきてくれた。
「えいやっ」
私はウェンティにバケツの中の水をぶちまけた。周りの人は一斉にこっちを向いて、二階の人は手すりから、口を開けながら私を見て、驚きの表情を浮かべている。
「気にしないで」
と私は言ったが、あまり状況は変わらない。滅多に怒らないから怒ると怖いと噂される私が怒ったとでも思ったのだろうか。
「ちょっと〜いい気分だったのに何するの？…って本当にA?幻覚じゃないの?」
水をぶちまけられたことで一瞬で酔いが覚めたようだ。そして、私が幻覚でないことに気付き、思いきり抱きついてきた。
「A〜一生会えないって思ってたよ」
そしてそのまま頭をぐりぐりと押し付けてくる。するとディルックが、
「ん¨ん¨っ、Aは大事な話をしにここに来たんだ。離してやってくれ」
と、止めてくれた。
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宇琉夜ハル(プロフ) - ケモ耳と花言葉でファデュイです (2023年2月15日 16時) (
レス) @page22 id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
翡巫女(プロフ) - けんとさん» ありがとうございます!璃月終わったらちょっとドラスパ入りますが、その後稲妻に行くので楽しみに待っていて下さい! (2022年8月17日 20時) (レス) id: 85bbdde210 (このIDを非表示/違反報告)
けんと - こんにちは、夢主ちゃん可愛いですねぇ私ならセコムになってますよ。性格良いですし雷電将軍とかにも好かれてそう、見るたびワクワクしちゃいます。 (2022年8月17日 17時) (レス) @page46 id: a76f20d172 (このIDを非表示/違反報告)
翡巫女(プロフ) - ふわなさん» ありがとうございます!これからも頑張って書かせていただきます! (2022年8月10日 22時) (レス) id: 85bbdde210 (このIDを非表示/違反報告)
ふわな(プロフ) - 初めまして！こういう作品めっちゃ好きです！これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2022年8月10日 10時) (レス) @page36 id: 9150cee976 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡巫女 | 作成日時：2022年7月17日 16時
