【INI】先生、大好きです（西洸人） (ページ13)

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第１３話　　ページ13

柾哉「Aの親に言ったら洸人が帰ってくるからちょうどいいじゃんってさ」

相変わらず適当な人たちだと考えていると

西「いや、別にいいけど、一応用事ある時だけでいい？」

柾哉「もちろん！」

なんてやっぱり二人で話は進んでいき、子供の私の発言なんて意味を持たなくて、結局洸人くんは合鍵を持って自分の持ってるキーケースに一緒に付けていた

柾哉「さ、ご飯食べよっか、ご飯できるまでゲームでもする？」

そしてその話はそのまま流れて、納得はしてないけれどとりあえず夜ご飯の用意をして

三人で仲良くご飯を食べて、そこからは久しぶりの洸人くんに海外に行った頃の話やいつ日本に帰って来たのかなど質問ぜめにした後、流石に疲れた洸人くんが逃げて、私は諦めて三人で夜遅くまでゲームをして

次目覚めた時に洸人くんは居なくて、床にまさ兄が布団をかけられて寝てて
私にもブランケットと昨日洸人くんが着てた上着がかけられてて
テーブルの上には“帰るわ”と書かれた紙が置かれいた

『ん…今何時』

ふと時計を見るといつもより少し早くに目が覚めたことに気づく

ふわっと香る洸人くんの匂いにまだ包まれたくて、今日は少しだけ肌寒いからと言い訳を自分でしながら、あと少しだけと洸人くんの上着を着ながら朝の準備をする

今日上着を学校で渡せるのだと
今日も学校で会えるのだと嬉しさを噛み締めながら

でも流石に学校に着ていくつもりはなかったのに上着に違和感を無くした私は寝ぼけたま、着たままで学校に向かうのだった