【INI】先生、大好きです（西洸人） (ページ11)

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第１１話ページ11

案の定たじくんは何もわからない顔をしている

『ごめん、ちょっと今日もう一人来客がいて
その人人見知りだから、ごめん！』

私は適当に誤魔化して、すぐにたじくんの持ってくれてた荷物を貰う

『またお礼するから、ごめんね』

田島「そっか、それは仕方ないね、じゃあまた明日」

そう言ってすぐたじくんの返事を聞きドアを閉める

たじくんがなにも聞いてこない人で良かったと安堵していると後ろから足音が聞こえて来て

西「誰が人見知りだ」

『…もう、来るなら言ってよ。』

そこには午前中に再会したばっかりの洸人くんがいた

まさ兄と洸人くんは小学校からの幼馴染で
私も洸人くんが遊ぶようになったのもまさ兄からだった

西「久しぶりに会おうって連絡来たと思ったらAの家に集合って言われたんだよ」

『なんでみんな連絡してこないの、私の家なんだけど』

西「帰ってると思ったんだよ、そしたらいねぇし

帰って来たと思ったら田島と一緒だし、付き合ってんの？」

『付き合ってないよ、荷物持って帰るの付き合ってもらってただけ』

少し不機嫌な洸人くんに訳もわからず、少し抵抗してから洸人くんの横を通ってキッチンに向かう

キッチンのドアを開けるとそこにはソファに遠慮なく座ってるまさ兄があくびをしながらテレビを見ていて

その横にはなぜか私の家の鍵が二つ作られて置いてあった