Cool Girl 2 (ページ6)

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アトラクションは
コーヒーカップに乗ることに。

「Aめっちゃ回しそう」

『よくわかってる』

「あんまり回したらあれなんじゃない？
ほら、カメラで追いつけないっていうか…」

『そんなことないでしょ』

「ほら！首振ってるよ！
あんまり回しちゃダメみたいだよ！」

『彼氏、怖いの？』

「怖かないわ！」

『じゃあ、行こう』

隼の手を引いて、コーヒーカップに乗り込む。

『やっぱり隼、回していいよ』

「え、いいの？」

『私が持ったら止まらなさそうだから』

「なにそのハンドル握ったら
性格変わるみたいなの」

『ははっ
だってめちゃくちゃ回してちゃんと撮れなくて
みんなに迷惑かけたくないし』

「急にまとも」

『いつもまとも』

「ノーコメントで」

『ほら、始まるよ』

「ほどほどに回しますね」

でも仕事とはいえ
遊園地にテンション上がった私は…

「ちょっ！A！早いよっ！」

『キャー！楽しい！！』

「結局回してるじゃん！」

『だって隼だとノロノロじゃん』

「おっと！ちょ！」

『わー！目回る！やばい！』

回しまくったせいでよろよろの隼は
気を抜いたらしゃがみ込んじゃいそうで…

ちょっとやりすぎたかな。

「しんどかった…」

『まだまだだなぁ。あ、ちゃんと撮れてました？』

カメラマンさんに聞くと

「撮れてました。
隼さんの怖がってる顔もばっちり」

「『さすがプロ』」