side FUKAZAWA ページ9
相『おー！おはよう。』
「相葉くん。おはようございます。」
相葉くん主演のドラマの撮影が始まってから、
なかなか忙しい日々を送っている。
「リッキー、今日撮影終わったら次なんだっけ？」
リ『この後は雑誌の撮影です。深澤さん単独のやつですよ。』
「オッケー。頑張るわ。」
リッキーにそう言って、撮影に入る。
撮影を終え、スタジオに移動する。
スマホを見るけど、LINEは入っていない。
寝てんのかな。飛行機の中、
Wi-Fi通ってそうだけど、、、。
Aは今、ローマに向かっている。
めめがFENDIのアンバサダーになったことを受けて、
撮影をするためだ。
ローマか、、、。いいなぁ。
ちゃっかりブランドものを免税で買って欲しくて
お願いしたら、笑ってたけど、ちゃんとメモしてた。
俺の散財にあーやって笑ってくれるのはAしか
いないんだよなぁ。彼女の懐の深さには感謝しかない。
でも、あの人は一体いくら貯めてるんだろう？
ずっと気になってはいた。
割と貯めてるよ、なんて笑って言ってたのは
確かなんだけども。
今度聞いてみよ。
雑誌の撮影を終え、自宅に送ってもらう。
リ『なんか、僕が深澤さんをお送りするの珍しいですね。』
「確かに。いつも白崎さんだからね。」
リ『ご自宅が近いんでしたっけ？』
「そうそう。」
まあ、１つだけ、嘘が混ざってる。
一緒に住んでるんだよな。
これはマネージャー陣も知らないから言えない。
リ『まあ、近い人が送迎するのが1番楽っすもんね。』
だから僕は岩本さんとラウールさん多めですなんて
言って笑っている。
なんだかんだで雑談していたら自宅付近に着いた。
「俺、コンビニ寄るからここで。」
リ『あ、はい。お疲れ様でした。気をつけて下さいね。』
「あーい。」
車を降り、LINEを確認する。
やっぱ連絡来てないなぁ、、、。
もうローマには着いているはずなのに。
【ローマどう？無事着いた？】
そうLINEしても
結局その日は返ってくることはなかった。
次の日。
また撮影のために自宅を出て、送迎車に乗りこむ。
LINEはまだ来てない。
つ『おはようございます。』
「今日はつるか。おはよう。」
つ『いつも白崎さんですもんね？あ！白崎さんと言えば。無事にローマについて、撮影始まっているみたいっすよ。観光地バックに撮影してるから、羨ましいっす。』
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作者名：しょこら
| 作成日時：2024年9月12日 13時
