【完結】マネージャー×SnowMan⑥ (ページ28)

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最近はもはや楽しんでるからな、Aも。

これどう思う？って聞いたら、
買っちゃえって即答されるし。

「大丈夫。俺が使ってる代わりに、白崎さんのお金は全部貯金してるから。」

岩『、、、なるほど。』

そんな手もあるのか、なんて照が考えている。

そういえば、Aは一体いくら貯めてるんだろ。
結局聞けてないままだな。

そんなことを思いながら、
3人での食事の時間を過ごしていた。

何かあったら困るからと、
別々のタクシーに乗って、同じ自宅に帰る。

先に着いていたAはソファーに深々と座り、
天井を見てぼーっとしていた。

「わあっ！」

『あ、、、おかえり。』

そこは驚いてくれないんかい。
そんな風に思ったのが顔に出ていたんだと思う。

『だって扉の開く音普通にしてたよ。』

あ、そっか。
それなら俺が帰ってきたことには気づくわな。

「でもさ、良かったね。」

『うん。岩本の反応見て、少し安心したかな。』

それぞれお風呂に入り、
お風呂から上がった俺はAの隣に座る。

「あとはイタリアだなー。」

『岩本以上の反応だろうね。』

「うん。あ、てかさ。」

『ん？』

俺は前々から少し気になっていたことを聞くことにした。

「ぶっちゃけ貯金ってどんくらいあんの？」

『え？』

「いや、さっき照との話の中で少し気になって、、、。」

そう伝えたら、Aは
チェストの上にある金庫を開ける。

『はい。』

そこには通帳と何かの明細が置いてある。

「え、これなに？」

『今、貯めている分の預金と、その他の資産の明細。株とか保険で運用している分が載ってるよ。』

「へー。」

結構しっかりやってるんだな、、、。
そんな呑気な気持ちでパラパラとめくる。

「へっ！？」

そこには予想以上の金額が明記されている。
いや、この数字見たことないんだけど、、、。

『ちょっと前のだから正確じゃないけど。』

「いや、違うのよ。こんなあんの？」

『んー。まあ、ね。だから、仕事無くなっても生きていけるよ。』

「まじか、、、。」

もう、これは一生彼女には頭あがんないな。
そんなことを考えながら、通帳を眺める。

「ねぇ、これでエルメスのバーキン買っていい？」

『ダメ。』

「ですよねー。」

使おうとしたら速攻で却下された。