【完結】マネージャー×SnowMan⑥ (ページ20)

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「かなぁ。まずはとりあえずリーダーの岩本に話そうかなって。」

二『照に？確かにいいかも。すっごく驚いちゃうだろうけど。』

更『あはは。ひーちゃんが出るかもね。』

天『どんな反応だったかまた教えてね。』

「うん。」

みんなに相談してよかった。

私はまだ不安な気持ちは拭えないけど、
それでも少しだけほっとした。

飲み会から2日後。

メンバーとスタッフとスペインに向かう
飛行機に乗っていた。

ありがたいことに到着してすぐに
撮影があるからということで、私達マネージャーも
ビジネスに乗ることになった。

「な、慣れない、、、。」

石『ですよねぇー。いつもエコノミーっすから。』

隣の席の石井くんと食事をとりながら
コソコソとお話をする。

「美味しいね、これ。」

石『いや、ほんとそうっすね。、、、ひょっとしてズッキーニ、苦手だったりします？』

お皿の端に避けていたのがバレていたらしい。
私は小さく頷く。

「どうも味が苦手で。」

石『あっは。白崎さん可愛いなぁ。俺好きなんで貰います。』

「どうぞどうぞ。」

私は特に考えずにズッキーニをフォークに刺して
石井くんのお皿にのせようとした。

石『もーらいっ。』

石井くんはそのまま私の手首を掴むと、
自分の口にフォークを持ってきて
ズッキーニを口に入れる。

「うわっ。びっくりしたー。」

石『だってこの方が早いんですもん。』

「石井くんって相当モテるでしょ。」

石『SnowManの皆さんには負けますけどね。それなりにモテますよ。』

だよなぁ。イケメンだし。

「なんかすごい伝説ないの？」

『うーん。あ。大学の頃のバイトで、俺目当てで来る人が結構いましたね。今日いないんですか？って他のバイトの人が聞かれてたみたいで。』

「へー。それはすごいな。ちなみになんのバイト？」

『スタバっす。』

「え！待って。私も。」

『まじすか？ちなみにどこの店舗なんすか？』

「表参道のところ。」

『え。俺と一緒じゃないすか！やば。先輩じゃん。待って。なんかやばい人が働いてて、週に一回はアドレス渡されてた伝説の店員さんがいるって言ってたの、白崎さんすか？』

「何それ。違うでしょ。、、、いや、なんかよく紙もらってたかも。」

『絶対そうですよ。うわぁ、びっくりだなぁ。』

「ね。」

そんなことを話していたら、背中にすごい悪寒が走る。

なんだろ。こわっ。
私は温かいスープを飲んでその悪寒を誤魔化した。