【完結】マネージャー×SnowMan⑥ (ページ19)

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side YOU ページ19

「ごめんね、急に呼び出して。」

更『んーん。全然。でも、恵ちゃん来れないの寂しいなぁ。』

天『ごめんやで。急遽仕事入ってん。先輩が体調不良でテレビ出られんくて。』

二『大変だね。』

「佐藤ちゃんは少し遅れるみたい。」

天『ほな、先に乾杯しとこか。』

スペイン渡航を明後日に控えたこのタイミングで、
急遽彼女の会で集まった。

みんな忙しいはずなのに、
時間を作ってくれて感謝しかない。

全員『かんぱーい。』

お酒を飲む人、ジュースを飲む人、
みんなバラバラだけど、それをお互いに
気にすることがないからこの集まりは心地よい。

天『てか、目黒さんおめでとうやね。ビールのCM。』

更『ね。あ！持ってきた。今おうちに大量にあって。飲みきれないの。』

更科ちゃんはそう言ってゴソゴソと
紙袋から缶ビールを出してくる。

更『ほんとは恵ちゃんに渡したかったんだけど、、、。残念。』

天『確かに。あの子最近飲んでるって言ってたわ。めめのやつーとか言って。』

更『あはは。想像できる。じゃあ、ケース送ろうかな。ありすぎるのよ。』

確かに目黒が前にメンバーに渡してたな。
それでも余ってるんだ。

すごいなぁ。
マネージャーながら感心してしまう。

佐『ごめーん。遅れちゃった。』

二『ううん。大丈夫だよ。てかどうしたの？その荷物。』

佐『あ、忘れないうちに。』

紙袋の中からは宮舘が今度CMをする商品が出てくる。

佐『まだオフレコなんだけど、涼太くんがCMする商品の現物が家に大量にあって。今日みんなで集まること言ったら、涼太くんが持って行ってって。』

二『みんななんでメンバーでも集まってるのに、彼女に持たせるの？それも重たいやつばっか。』

天『ほんまやん。めっちゃウケんねんけど。』

「確かに、、、。」

メンバーの謎行動はさておき、今日の本題に入らないと。

「あのね、みんなに相談があって。」

更『うん。どうしたの？』

「実は辰哉がメンバーに打ち明けたいって言ってて。」

佐『付き合ってることを？』

「うん。」

そう言ったら一瞬だけ静寂が訪れる。

佐『大丈夫だよ。』

「え？」

天『うん、メンバーさんなら笑って受け入れてくれる。』

更『わたしもそう思う。現に蓮くんは受け入れてたし。』

二『うんうん。まあ、不安かもしれないけど、深澤さんなら上手くやりそう。』

みんなが温かい表情でそう言ってくれたからか、
少しだけ安心感が生まれる。