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Snr ページ12

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作業を終えリビングに戻れば何やら熱心にスマホ画面を見つめているA。そっと背後から近付いてみれば、先程上げたばかりのストックとして残していた自撮りで。私生活のセンラも活動面でのセンラも好きでいてくれるAが愛おしくて仕方なく、隣に座る。


画面から目を離し「作業お疲れ様」とひと声かけてくれる彼女は天使なのか…と思う。優しい瞳も桃色に染まった微笑みも全て俺に向けられたものだと感じると抑えきることができず、口付けを落とす。


「ほんま好きや、愛しとるよA」


すると、唇を尖らせ不機嫌そうな顔になるA。どうした?こんな反応がかえってくるはずじゃ…と狼狽えていれば、Aが口を開く。


「いきなり言わないで」
「なんでそんなに格好いいの…」

という言葉と共に、両手で顔を隠され、表情を伺うことが出来ない。まさかそんな言葉が返ってくると思わず狼狽えてしまう。

けど、耳元まで真っ赤に染めているAを見れば、することは一つ。手放してたまるものかと自分の腕の中に閉じ込めた。びく、と一瞬驚いた素振りを見せるも、大人しく俺の方へ身体を預けるAに顔が緩むのを止められない。


耳元でまた「好きやで」と囁けば、「も、伝わったから…!やめて!」と見上げられた。スイッチが入った俺は反抗しようとする彼女をそのまま抱き上げ、寝室へ足を向けた。


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この先は二人だけの秘密で。たっぷり甘やかしたという事だけは伝えておこう。


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設定タグ:浦島坂田船 , 歌い手 , 短編集
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mi(まい)(プロフ) - 林です。嘘です。さん» 切ないお話を書きなれてないのでそう言って貰えて凄く嬉しいです、ありがとうございます( ;_; )! (2020年5月26日 17時) (レス) id: 0f8661bfd1 (このIDを非表示/違反報告)
林です。嘘です。 - 3番目の切ない感じが好きです! バッドエンドとかが少し好きなので、私の好みでグッときました。 (2020年5月25日 2時) (レス) id: aa4022e14b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mi(まい) | 作者ホームページ:http://twitter.com/muikrn  
作成日時:2020年5月23日 3時

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