39.小さなヒーロー ページ40
. 渋谷side .
す「Aが…おらんくなった…？」
大「えっ？」
す「病院どこにもおらんのですかっ？」
看護師『いま探しているのですが、』
す「絶対遠くには行けへんはずです、
僕も探します…！」
電話を切って、飛び出して行こうとした俺の腕を
大「す、すばるくんっ」
大倉が掴んだ。
大「俺も探すっ！」
す「おん、頼むわっ」
.
.
す「Aー！！」
どこにおるん？
絶対遠くには行けへんはず。
1人じゃ、絶対無理。ってことは、誰かと一緒？
でも、誰が？
す「ああもう全然わからんっ…」
大倉と2手に分かれて探してるけど、あいつもまだ見つけてないみたいやし、
す「A、」
一回、病院戻ろう…
.
.
.
す「っまだ見つかってないんですか…？」
看護師「病院の探せるところは全て探したのですが、見つからないんです」
す「なんでっ…」
" 『いいなぁ…行ってみたいな…コンサート』 "
す「まさか、」
急いで、頭の中に浮かんだ場所に向かおうとした時
大倉見つけた
す「大倉、が…」
俺より先に大倉が見つけた。
.
大「すばるくん…」
す「Aっ！」
大倉が、ぐったりとしたAを抱いて病院に戻ってきた。戻ってきた瞬間、先生らに支えられてAはまた、治療室に運ばれていった。
大「…これ」
す「あいつ…っ」
Aが腕にぶら下げてたやつ、って
大倉が渡してきたのは、ペンライトやった。
す「ごめんなっ…A…、」
ペンライトひとつ。どんな思いで毎日、
この病院から外を見てるんやろ
どんな思いで…このペンライトを持って
外に出たんやろう。
大「すばるくんの言ってたとおり、A1人じゃなかった。」
す「誰が…連れ出したん」
子供「ゴメンなさい」
す「君は…」
Aの隣の病室に入院してるユウトくんやった。
ユウト「Aちゃん、いつも泣いてたから」
ユウト「ぼく……ぼく…」
す「ユウトくん…、」
ユウト「とーきょーどーむってとこ行きたいって…でもコホンコホンって…っ泣」
す「もうええよ、ありがとう…ユウトくん」
小さなヒーロー。
こんな小さな手で、
Aを外に出してくれたんやな…。
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∞くらゆい∞(プロフ) - 華花さん» 華花さん、ありがとうございます！感動していただけたんですか(；；)めっちゃ嬉しいです。私も最後までドキドキして書いているので、移行先でもよろしくお願いします！ (2018年5月8日 10時) (
レス) id: d641cf3230 (このIDを非表示/違反報告)
∞くらゆい∞(プロフ) - みくさん» みくさん！ありがとうございます(；；)そう言って頂けるだけで、ほんと描く気力になりますし、毎回泣いてくださるなんて、ほんとに嬉しいです。移行先でも、どうかよろしくお願いします。 (2018年5月8日 10時) (レス) id: d641cf3230 (このIDを非表示/違反報告)
華花 - とっても切なくて感動しました。結末がどんな風になるのかドキドキしています。応援してます。頑張ってください。 (2018年5月8日 0時) (レス) id: d8b8a4fb67 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - こんなにも胸が苦しくて毎回泣けるのは初めてで、切ないのは久しぶりです。どんな結末でも最後まで楽しみにしています。 (2018年5月7日 22時) (レス) id: 74ebaad20b (このIDを非表示/違反報告)
∞くらゆい∞(プロフ) - めちゃさん» めちゃさん…すごく嬉しいです…。もうすぐ移行になります。移行先で完結になる予定でいますが…ほんとに、ほんとにそんな言葉は嬉しいです。ありがとうございます。最後までみてほしいです。 (2018年5月7日 22時) (レス) id: d641cf3230 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞くらゆい∞
| 作成日時：2018年4月17日 17時
