【銀魂】階段から落ちたら最推しに出会った【坂田銀時】

18話　ありきたりな展開（？） ページ20

・









『わぁ………』


連れてこられたのは真新しい大きなビル。


その中の4階、便利屋マエダカンパニー。


会社の中は事務所って感じで、男の人ばかりだった。


奥の方に進んでいき、社長室に入る。


前「入って」


『失礼しますー…』


フカフカの大きなソファーに座るとお茶が出された。


前「それで早速…悩みは何かな？」


………なんて言うべきだろ…


『えっと…恋…？』


自分で言って恥ずかしいなぁ！！


トリップしてきた人の気持ちは多分この人には分からないだろうし、
全てを話すわけには行かない。


前「はは、そりゃあ女子高生だもんな。で、どんな悩み？」


やけに食い気味な前田さんに疑問を持つものの、色々バレない程度に話してしまう。


『……す、好き…な、人がいて、でもその人人気者で…他の子に取られそうで…怖くて…』


口に出して好きと言って自分の気持ちを再確認するのは照れるな…。


前「……顔、赤いよ？」


『っ〜！！そ、それでですね、私と好きな人がかぶったその子は私に言ったんです。
彼に手を出すなって…


別に彼はあなたのじゃないでしょうって思ったんですけど…って聞いてます？』


前「………うん聞いてるよ！」


間があった。聞いてねぇなこの人。


『それでですね？このままだと彼はあの子の事が好きになってしまいそうで…悩んでます。』


前「そっか〜たいへんだね。もうちょっと自分も押してみたら良いんじゃない？」


この人は適当か！！


『おす………』


確かに私は恋愛面で積極的になってない。
でもそれをやってうまくいくのかな…？


前「うん、君顔は悪くないし、案外いけると思うよ。」


『あー…それはないと思います……私可愛くないんで。』


可愛かったら苦労してないし！！


前「まぁまぁ、相手はあの坂田さんだしさ、気楽にいって良いんじゃないかな？」


『んー……………



ん？』







私、相手が銀さんだなんて言ったっけ？




・

19話　案の定→←キャラ紹介＆感謝

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す