11話 安心 ページ12
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『あ…』
空を見上げ、私はさっき見た綺麗な月のことを思い出した。
ここの月は現実よりも少し大きくハッキリと綺麗だ。
ここに来てまだ1日もたってなかったんだと実感する。
銀「月が綺麗だな」
『あ、はい!江戸の街は毎日こんな大きな月を見ることができて羨ましいです…!』
………………………ん?
〈月が綺麗ですね〉というのは、夏目漱石がI love youを月が綺麗ですねと訳したことから、
月が綺麗ですね=貴方が好きです
という意味の言葉…のはず!!
知ってるのかな?この意味。
知らないか、夏目漱石は江戸より後の人物だし。
でも、
もしも知っていたらと考えると……
顔や体が熱くなった。
今が夜で良かったと思う。
また顔が赤いのが見つかってしまう。
万事屋に着き、私は気付いた。
安心するんだ。
例えるなら、夜に塾から帰ってきた感じ?
まるで本当に自分の家のように
暖かくて優しい空間。
神「A、銀ちゃん、おかえりアル!」
はわわわわ!!!!
神「どうしたアルかA?」
『神楽ちゃんにおかえりって言ってもらえて嬉しいなって!』
神「A…!!!」
銀「はいはい、Aは疲れてんだよ。
風呂に入ってゆっくり休め。」
『はい、ありがとうございます!』
ちなみに晩ごはんはスナックで食べてきたよ!
それからお風呂に入り、寝る準備をする。
新しく買ってもらったパジャマは可愛くてウキウキしてる。
『なんだか、お泊りみたいでわくわくします。』
銀さんはクスッと笑い、言う。
銀「今日からここに住んでんだろ。すぐになれる。」
銀さんの言葉一つ一つが嬉しい。
こんなに優しい人会ったことない…。
ところで、私が寝る場所は…
『ぎ、銀さんと同じ部屋………ですか……?』
銀「あぁ。押入れは狭えし、上は神楽、下には何かいるし…って、ここじゃ嫌か?」
『嫌なわけ無いです!!』
食い気味に言う。
嫌なわけが無い。推しの隣で寝るなんて…
何ていうか……嬉しいのと恥ずかしいのを混ぜましたという感情(?)。
はぁ…………どれだけ私をドキドキさせたいんだろう、この人は。
今日寝れるかな…?
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流(プロフ) - ありがとうございます!!うめみ…どうなったかは想像に任せます(笑) (2020年4月26日 15時) (レス) id: 63c3487d07 (このIDを非表示/違反報告)
ぎゆさね推し - うめみぶっコr((殴おっと本音が^^おもしろかったてす!これからも頑張って下さい!! (2020年4月25日 19時) (レス) id: e3a1c753c0 (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - 月歌さん、ここまで読んで下さりありがとうございました!!面白かったならなによりです! (2020年4月15日 12時) (レス) id: 63c3487d07 (このIDを非表示/違反報告)
月歌(プロフ) - 完結おめでとうございます!とっても面白かったです! (2020年4月15日 11時) (レス) id: a934610289 (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - わーーー!ありがとうございます!!おっそいけれど頑張ります… (2020年4月3日 20時) (レス) id: 63c3487d07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:流 | 作成日時:2019年5月26日 17時