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1回殴ってやる。 ページ4

「それにしてもA。」


「なんですか?」


「まだFBIに入る気にはならないのか?」


「はぁ…あなたは会えばそればっかりですね」


「お前は稀に見る優秀な人材だからな。」


「残念ながらこれからの未来、私がFBIに入ることはありませんよ。私は日本で生きていく。」


「くくっ、そうか。まぁ、お前ならそう言うと思ったがな。」



そう言ってクスクスとバカにしたように笑う赤井さん。

そう言うと思っていたなら最初から聞くな!!!




「まぁ、アメリカでいつでも待っているからな。」


「ははっ、そうですか。……けど、あなたはまた1年後にはこの日本に帰ってきますよ。」


「ほぉー、また予言か。」


「予言ってものでもありませんけど。それより、赤井さん。」


「なんだ?」


「……女は弱い生き物なんですよ。……ただ強がっているフリをしているだけで。バカな女は特に。」


「……どういうことだそれは」


「そうですね、忠告とでも言っておきますよ。」



そう、1年後には起こる悲しい事件の。

けれど私はその事件の内容を全くと言っていいほど覚えていない。

だからきっと彼女を私は救えない。



「……あぁ、その忠告は頭に入れておくよ」



……入れておくだけじゃダメなんだけどな。

まぁでも、これ以上何も言えないし…



「もうすぐフライトの時間じゃないんですか?」


「あぁ、そうだな。しばらくの別れだなA。」


「ははっ、私は2度と会いたくないですけどね。」


「それは無理だな。お前が1番分かっていることだろう」


「………。」




赤井さんの言う通り黒の組織を追う限り赤井さんとは何度も会うことになる。

ってか、1年後にはバンバン会うだろうし…



「まぁ楽しみにしておくよ1年後を。それじゃあまたなA」


「えぇ。さような…ーーちゅっ



………は?何今のリップ音。

てか、おでこに何か触れたような…



「くくっ……じゃあな。」



またバカにしたような笑いを残して去っていく赤井秀一。


いや、待て待て。何をしたんだ。

……リップ音ってまさかっ!?



「あんのっアメリカ野郎!!1年後覚えてろよ…」




私は去っていく後ろ姿に中指を立ててやった。

帰ってきたら1発殴ってやる。

珍しいです。→←取り引きです。



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設定タグ:名探偵コナン , トリップ , 降谷零   
作品ジャンル:アニメ
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青龍 葵(プロフ) - 脱字があります!「すぐ帰ります」で「…ちょっと○○そんに会って欲しい奴がいるんだ」の『○○そんに』とは何でしょうか? (2018年7月26日 17時) (レス) id: 970e92a440 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 零さん» 返事おくれました!嬉しいコメントありがとうございます!頑張ります! (2017年5月7日 23時) (レス) id: fb8724423b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いつも楽しみに読んでます!!続編も頑張って下さい! (2017年4月30日 21時) (レス) id: f4f2fc359b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 唯さん» ありがとうございます! (2017年4月30日 19時) (レス) id: a2b81a1195 (このIDを非表示/違反報告)
- とっても面白いです!!更新頑張って下さい (2017年4月25日 3時) (レス) id: 0cdca89a6a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年3月30日 23時

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