取り引きです。 ページ3
「組織にスパイだとバレるなんて無様ですね赤井さん。」
「ほぉー、俺にそこまで言うとは偉くなったな。」
「事実を言ったまでです。」
「だがお前は知っているんだろ?俺が組織にスパイだとバレてしまった原因を。」
「………さぁ?どうでしょう。」
あれから仕事を終わらせ定時で上がった私は空港にきていた。
そう、私はFBIである赤井秀一を見送るためだけに仕事を急いで終わらせ、降谷さんの誘いも断ったのだ。
しかし、ここで断言しよう。
私は決して赤井秀一と付き合ったりなんかはしていない。
そして今後もそんなことは有り得ない。
それなのに今日わざわざここまで足を運んだ理由は…
「それじゃあ約束通りあれを返してくれませんかね?」
「あぁ、そうだったな。」
手渡されたのはピンク色のUSBメモリー。
「まさかあの時取られているとは思ってませんでしたよ。」
「お前の話があまりにも信じられなかったからな。すまない。」
みなさんは覚えているだろうか。スコッチの事件の時に赤井さんのホテルに泊まったことを。
その時、手癖が悪いらしい赤井さんは私のポケットに偶然入っていたUSBメモリーを盗んでいた。
FBIが窃盗なんてひどい話だ。
後日盗られたと気付いた私はすぐに返すように求めたが、赤井さんはあの日話した私のトリップ話を信じられないと言って返してくれなかったのだ。
スコッチを助けようとしていたのに敵だと思われていたなんて心外だったぞ。
そこで、私は取引をした。その内容は赤井さんの未来を当てたらUSBメモリーを返してくれというものだ。
そして、その当てる未来は赤井さんは3年以内に組織にスパイだとバレる。というものだ。
そして、先日私の予言通り、赤井さんはスパイだとバレて今日こうしてUSBメモリーを返してもらったのだ。
「しかしほんとに当たるとはな…お前の話を信じざる負えなくなったよ」
「あははっ、そうですか。一応確認しますけどデータ覗いたりしてませんよね?」
「あぁ、していない。覗こうとは思ったが厳重に守られていたからな。」
それ思いっきり覗こうとしてたんじゃないか!!!
良かった…何重にもセキュリティかけてて。
これにはバーボンが安室透で降谷零というデータも入ってたんだからな!!
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青龍 葵(プロフ) - 脱字があります!「すぐ帰ります」で「…ちょっと○○そんに会って欲しい奴がいるんだ」の『○○そんに』とは何でしょうか? (2018年7月26日 17時) (レス) id: 970e92a440 (このIDを非表示/違反報告)
祐(プロフ) - 零さん» 返事おくれました!嬉しいコメントありがとうございます!頑張ります! (2017年5月7日 23時) (レス) id: fb8724423b (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - いつも楽しみに読んでます!!続編も頑張って下さい! (2017年4月30日 21時) (レス) id: f4f2fc359b (このIDを非表示/違反報告)
祐(プロフ) - 唯さん» ありがとうございます! (2017年4月30日 19時) (レス) id: a2b81a1195 (このIDを非表示/違反報告)
唯 - とっても面白いです!!更新頑張って下さい (2017年4月25日 3時) (レス) id: 0cdca89a6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:祐 | 作成日時:2017年3月30日 23時