【名探偵コナン】トリップしても警察官でした。

拒否権ください。 ページ28

ーーバンッ。バンッ。



｢ホォー、女で700ヤード撃ち抜けるとはたいしたもんだな｣



｢……お褒めに頂き光栄です。｣




アメリカに来て3日が経ちました。


毎日射撃場に来て赤井さんの指導を受けてます。

といっても、“特に問題はない”としか言われないんだけど…




｢……だがしかし、俺は君に何を教えればいいんだ？｣



｢それを私に聞かれても……。｣



｢大体、立射で700ヤード撃てれば何の問題もないだろ。｣






……まぁそうなんだけどね


私もそうおもったよ!!


でもしょうがないじゃん？


教官にアメリカに飛べって言われたんだから。





｢……まぁ、俺はこの1週間仕事をせずに済むからいいんだけどな。君は退屈だろう。｣



｢いえ、別に。｣




てか、赤井さんってワーカーホリックじゃなかったの？




｢……そうだな。もうあとは実践でいいな。｣



｢そうですね………って、はい？｣





言ってる意味が分かりませんが…。



ーーープルルル


鳴り響く着信音。私の携帯ではない。



なーんか嫌な予感がするぞ。




｢あぁ、わかった。俺もすぐ行こう。……A？あぁ、連れていく。問題ないだろう。｣


ーーピッ。



いやいや、問題大ありだから。


この国に来た時に言ったはずだよね？

私、一般人なんです。まだ、警察学校卒業してないからね？

ほんとこの世界はなんでもありなんだなこのやろう。




｢早速実践だAいくぞ。｣



｢え、ちょっ、行きたくないですよっ!!っていうか手はなしてください!!!｣



｢離したらどこに行くか分からんからな。ほらちゃんと歩け。｣




赤井さんに腕を引っ張られ連れ去られる私。


てか、行きたくないっていう私の願望ガン無視!?



なんでこの世界は私に拒否権がないの!!?

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