検索窓
今日:278 hit、昨日:372 hit、合計:4,266,564 hit

なつかしいもの ページ13

「着いたよA。」



「ありがとうございます降谷さん。」



さすが降谷さん、車でのエスコートもお手のもんだ。



まぁ、色々あった入院生活も幕を閉じ、本日私、七瀬Aは自宅へ帰ってきました。



お父さんと一緒に暮らしてる思っていたけれど、それは違ったようで私はセキュリティバッチリのマンションに1人暮らしていた設定だったようで…




「なんか落ち着かない……。」



部屋に入ってからの第一声はそれだった。


いや、家具も部屋のレイアウトも元いた世界と全く同じなのになぜかおちつかない。




「A。荷物どこに置けばいい?」



「あー、その机の上でお願いします。」




そういえば入院生活で変わったことが少しあった。


まず降谷さんが敬語を使わなくなった。



というか、私が敬語をやめて欲しいと言った。


なんか他人行儀すぎて嫌だったんだよね。


まぁでもなんというか、敬語をやめるだけで人ってものは印象がガラッと変わってしまうんだなと実感した。



一人称が僕が俺になって、おまけに私の呼び方も呼び捨てになっていた。



いや、呼び捨てにしていいとは言ってないんだけどなぁ。


けど逆らうのも何か怖いからその辺は放っておくことにした。





「降谷さん。コーヒーでも飲みますか?」



「あぁそうだな。じゃあもらうよ。」



「はーい」




部屋のレイアウトが同じってことはコップもおそらく同じもののはず。


そう思いながら戸棚を開けた。




「……あ。」




私は戸棚にあるマグカップをみて思わず声を漏らしそれを手に取っていた。




「A?どうかしたか?」


「……え?いや、ただ私こんなマグカップ持ってたんだなぁとおもって。」




あたしが手に取ったマグカップは、真っ青なマグカップ。


部屋のレイアウトを見ればわかると思うけど私の部屋のものは大体白か、赤か、木目調のものだ。



青いものはこのマグカップ以外にない。



そう。このマグカップは元の世界にいた頃に使っていたもの。


さらに言うと、私が使っていた訳ではなく蒼がつかっていたものだ。



こんなものまでこの世界に持ってこなくたってよかったじゃないか。



この時私は少し神様を恨んだ。

変わったやつ(降谷side)→←もう1回トリップさせてください。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (787 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2360人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , トリップ , 降谷零   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

植田紗弥 - カッコイイです。 (2019年12月16日 20時) (レス) id: 9ef00e0382 (このIDを非表示/違反報告)
友菜(プロフ) - 病人というより怪我人では? (2018年5月3日 19時) (レス) id: de628bc614 (このIDを非表示/違反報告)
ウルフ - まさか、恋人と同じ名前でしたwww (2017年10月7日 13時) (レス) id: 03694dd56f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あやなさん» コメントありがとうございます!私の語彙力はとても乏しいのでこういうコメントはすごく助かります!ありがとうございました! (2017年5月2日 21時) (レス) id: 11d1fbb973 (このIDを非表示/違反報告)
あやな(プロフ) - はじめまして!零さんかっこよすぎです....!!!あの、プロローグの「お褒めに頂き〜」のところ、「お褒めに預かり」だと思います。もしくは「お褒め頂き」とか。生意気申し訳ありませんm(__)m更新頑張ってくださいね! (2017年5月2日 19時) (レス) id: 810e1796cb (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2017年3月20日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。