プロローグ ページ1
どうもみなさんこんにちは。
七瀬Aです。
ただいま警察官であり、一応公安である私は数ヶ月ほど前から追っていた犯人たちをようやく捕まえることができました。
「犯人確保。今からそちらに連行します」
(さすがだな、七瀬くん。君にこの案件任せて正解だったよ。)
「それはそれは、お褒めに預かり光栄です。」
インカムから聞こえる上司の話を、“本当にそんなこと思ってるのかよ”なんて思いながら聞き流し、部下に手振りと目配せで指示を飛ばしていた。
「A。」
が、そんな中話しかけてくるのは同僚でもあり、恋人でもある彼。
名前を呼ばれたと同時に私はインカムを切った。
まぁ後で上司にはドヤされるだろうけど問題はない。
事件は解決したんだし。
いつもインカムはこうしてブチ切るし。
「蒼。なにか問題でも起こったの?」
「いや別に何もないけど。やっと片付いたなと思って。」
そう言いながら安心しきった顔で笑う恋人の蒼。
そんな蒼を見てあたしもようやく安堵のため息をつこうかとおもった瞬間だった。
「……っ!?蒼!!!!!」
蒼の後ろからまだ確保されていなかった犯人グループの1人が拳銃を構えていたのが見えた。
その矛先は確実に蒼とあたしの方を向いていて、それが分かった瞬間にあたしは目の前に立つ蒼をドンと横に突き放した。
ーーードンッ!!!
ーーーバンバンバンバンバン!!!!!
「……っっ!」
数秒後、腹部に走る鈍い痛み。
それが撃たれたという認識になるのは早かった。
何発撃ってんのよ…5くらい?
てか全部腹ってどーなのよ。
「おいっ!!Aっ!?」
倒れこんだあたし支える蒼。なに涙目になってんの…
部下達もあたしの方を一斉に見て固まる。
もう、ちゃんと働いてよ。
撃たれた割にあたしの脳内はすごく冷静だった。
「あたしを見る暇あるならはやく犯人確保しなさい!!!!!……っ!!!げほっ、げほっ。」
あぁやばい。大声出すのってこんなつらいもんだっけ。
部下はあたしの言葉で我に返ったのか、すぐさま撃った犯人を拘束した。
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植田紗弥 - カッコイイです。 (2019年12月16日 20時) (レス) id: 9ef00e0382 (このIDを非表示/違反報告)
友菜(プロフ) - 病人というより怪我人では? (2018年5月3日 19時) (レス) id: de628bc614 (このIDを非表示/違反報告)
ウルフ - まさか、恋人と同じ名前でしたwww (2017年10月7日 13時) (レス) id: 03694dd56f (このIDを非表示/違反報告)
祐(プロフ) - あやなさん» コメントありがとうございます!私の語彙力はとても乏しいのでこういうコメントはすごく助かります!ありがとうございました! (2017年5月2日 21時) (レス) id: 11d1fbb973 (このIDを非表示/違反報告)
あやな(プロフ) - はじめまして!零さんかっこよすぎです....!!!あの、プロローグの「お褒めに頂き〜」のところ、「お褒めに預かり」だと思います。もしくは「お褒め頂き」とか。生意気申し訳ありませんm(__)m更新頑張ってくださいね! (2017年5月2日 19時) (レス) id: 810e1796cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:祐 | 作成日時:2017年3月20日 1時