弐佰 捌拾 玖 話 ページ8
莉犬side
莉犬「はぁっ…はぁ…」
ドサッ!
りねこ「莉犬!」
りねこ君が駆け寄ってきて、俺の体を支えてくれた
さすがに…血気術を使いすぎた…
もう立ってもいられない
りねこ「どうなってるんだ?お前から無惨の気配がしなくなったんだけど…」
莉犬「っ…無惨は…あっち…」
りねこ「あっちって……りいこちゃん!?」
そう
無惨を体の1箇所に集めて、その部分をりいこちゃんに与えた
りいこちゃんは自己再生に特化した血気術だ
無惨を相手にどこまで耐えられるかは…分からないけど
ひとまず俺は助かったことになる
りいこ「っ……全く…女の子の体にっ…何てもの入れてくれるのっ!」
莉犬「はぁ…はぁ……っ…ごめ」
りいこ「まあ…そっちも限界っぽいし、今回は大目に見てあげるっ…!」
りいこちゃんもかなり辛そうだ…
俺でもギリギリだったんだ
当然か…
りねこ「でも…これからどうするんだ?無惨を倒せたわけではないんだろ?」
莉犬「あ…アイデア募集中…」
りねこ「ノープランかよ!」
だって…無惨を1箇所に集めるのに必死で…
珠世「1番の最善策は…その方が」
縁壱「!」
莉犬「そう…縁壱が、りいこちゃんを消すことだと思うけど」
りねこ「血気術が消えるだけで、無惨の肉片は残るんじゃないか?」
珠世「その可能性も捨てきれませんね」
こうしてる間にも、無惨はどんどんりいこちゃんを侵食していく
りいこちゃんを乗っ取られてもまずいんだよな…
俺の分身であることに変わりはないんだから
ただ、俺よりマシと言うだけで…
りいこ「は…早くして…もう…もたない…」
「「!!」」
りねこ「まずいな…」
莉犬「縁壱!りいこちゃんを!!」
縁壱「!…だが」
何をためらって……あ
そうか…
りいこちゃんから俺の気配がするんだ
莉犬「大丈夫!りいこちゃんは確かに俺の分身だけど、血気術だから何度でも呼び出せる!」
縁壱「…わかった」
縁壱が刀をかまえ、りいこちゃんを斬った
ザンッ!!!
だがそこには、無惨の肉片も何も残らなかった
りねこ「どうなってんだ?倒したのか?」
莉犬「違う…」
珠世「っ…あぁぁあ!!」
縁壱「っ…」
クソ……クッソ!!!
莉犬「っ逃げられた!!!」
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りあころ(学校ので来てる)(プロフ) - れいなさん» 時差エグいですけど、あんまりそういうこと書かないほうが良いと思いますよ(不快にさせてしまったのならすいません)こういうのは作者様のペースでやるのが最優先ですから。何回も言いますが不快にさせてしまったのならすみません。 (10月25日 11時) (レス) @page26 id: 30e657e636 (このIDを非表示/違反報告)
れいな - 書かないんですか (8月29日 17時) (レス) @page26 id: a1b0a1bb91 (このIDを非表示/違反報告)
なずな@移行垢(プロフ) - 莉犬:全部できるよ!が何気に一番怖い...ww (2023年2月22日 16時) (レス) @page26 id: 24f39e54cf (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 弧亜(元すみれ)さん» いつも見てくれてありがとうございます! (2023年2月17日 19時) (レス) id: c905288d1d (このIDを非表示/違反報告)
弧亜(元すみれ) - 続きッありがとぅございます(泣) (2023年2月11日 12時) (レス) id: a70cb7c9e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りん | 作成日時:2022年11月24日 22時