弐佰 捌拾 漆 話 ページ6
莉犬side
縁壱と無惨の戦いは激しさをましていた
無惨は長く伸びた腕を、縁壱へ振るい続けた
しかし、縁壱は無惨の攻撃を見切っているようだ
全てギリギリのところでかわしている
莉犬「…すごい」
これが、本来の縁壱の力…日の呼吸
凄まじい剣技であり、美しく舞っているようにも見えた
ボウッ!!
という、火が燃えたかのような音でハッとすると
無惨の頸、両腕、腹が斬られていた
縁壱が勝ったのだ
縁壱「…」
無惨は、斬られた頸が落ちないように支えていた
しかし、それが再生されることは無い
この時代の日輪刀でも鬼にきくみたいだ
珠世「…!」
莉犬「…」
でも、まだだ
頸を斬っただけじゃ、無惨は死なない
縁壱「命をなんだと思っている?」
縁壱は、無惨を見下す形で聞いた
でも無惨は、怒りのせいか顔が赤黒くふくれあがっていた
縁壱の声は届いていなさそうだ
縁壱「…」
縁壱が1歩
無惨に近づいた時だった
無惨の奥歯が砕ける音がした
莉犬「きた…りねこ君!!」
りねこ「うん!」
次の瞬間、無惨の肉体は勢いよく弾けた
縁壱「!」
一瞬だった
およそ1700くらいに飛び散った肉片…
1500と少しは縁壱が斬った
俺の攻撃手段は血気術だけだけど、爪は人よりも鋭くなっている
縁壱が斬りこぼした肉片を、俺とりねこ君で切り刻んだ
りねこ「倒した…のか?」
莉犬「ううん………なんだか変」
りねこ「変?」
おかしい…
たしかに無惨の肉片は全て切ったはず
残ってないはずなのに…
なんだか……無惨の気配をすごく近くで感じる…
縁壱「……!莉犬!!」
莉犬「え?縁い…」
久しぶりに縁壱の声で名前を呼ばれて、少し嬉しかった
いや…だいぶ、かなり、すごく
こんな時なのに、嬉しさのあまり勢いよく縁壱の方へ振り返った
でも、それと同時に
莉犬「ゴフッ………」
りねこ「!!!!」
俺は血を吐いていた
莉犬「…あれ?」
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りあころ(学校ので来てる)(プロフ) - れいなさん» 時差エグいですけど、あんまりそういうこと書かないほうが良いと思いますよ(不快にさせてしまったのならすいません)こういうのは作者様のペースでやるのが最優先ですから。何回も言いますが不快にさせてしまったのならすみません。 (10月25日 11時) (レス) @page26 id: 30e657e636 (このIDを非表示/違反報告)
れいな - 書かないんですか (8月29日 17時) (レス) @page26 id: a1b0a1bb91 (このIDを非表示/違反報告)
なずな@移行垢(プロフ) - 莉犬:全部できるよ!が何気に一番怖い...ww (2023年2月22日 16時) (レス) @page26 id: 24f39e54cf (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 弧亜(元すみれ)さん» いつも見てくれてありがとうございます! (2023年2月17日 19時) (レス) id: c905288d1d (このIDを非表示/違反報告)
弧亜(元すみれ) - 続きッありがとぅございます(泣) (2023年2月11日 12時) (レス) id: a70cb7c9e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りん | 作成日時:2022年11月24日 22時