弐佰 玖拾 肆 話 ページ14
莉犬side
縁壱「…もう日が昇るな」
莉犬「え…」
もうどれくらい、経っただろう
縁壱の一言で我に返った
そして、自分の行動に赤面した
縁壱「何を赤くなっているんだ?」
莉犬「だ、だって!大の大人が抱き合って涙するなんて…めっちゃ恥ずかしいじゃん!」
縁壱「変わらないな…お前は」
莉犬「何が!?」
今の話の流れの、どこで昔の俺を見つけたんだ…!?
縁壱「莉犬は陽の光は平気なのか?」
莉犬「はっ…やばい!俺死ぬ!」
他の鬼と比べて、多少耐えられるというだけだ
太陽の光に当たり続けたら、さすがの俺でも死ぬ!
莉犬「ど、どうしよう?」
縁壱「俺の羽織に入れないか?」
莉犬「さすがに狭………あ!」
そういえば、禰豆子は子供の姿になれたんだった
あれ俺にもできないかな?
縁壱の着物に入るんだったら、もっと小さく…
小さく…小人みたいに…
縁壱「おお…」
莉犬「よし!」
やれば出来るもんだ
体がみるみる縮んでいき、一寸法師のサイズにまでなった
莉犬「あ、でも…これじゃ服が着れないや」
自分の体だけで、服は小さくできないから
やっぱり禰豆子サイズが1番いいんだろうけど…
でもそうすると、日が避けられないしな…
縁壱「もう日が昇るまで時間がない。とりあえず手ぬぐいで包むがいいか?着物は後で買おう」
莉犬「あ、うん!」
タオルで包み込まれ、縁壱の懐へと入れられた
程なくして、縁壱の仲間が駆けつけた
…ーーーーーーー【1週間後】ーーーーーーーー…
縁壱「着物の大きさは合っているか?」
莉犬「うん。ありがとう、買ってくれて」
無惨を取り逃して1週間がたった今
俺は、縁壱と一緒に旅をしている
莉犬「ごめんね…俺のせいで…鬼狩りから追放されちゃって」
縁壱「まだ気にしていたのか?あれはお前のせいじゃない」
莉犬「…」
あの後…縁壱の仲間が駆けつけた後…
無惨を倒せなかったこと、珠世様を逃がしたこと、縁壱のお兄さんが鬼になったこと
…そして、俺を殺さずに連れ歩こうとすること
これらの責任を取るため、縁壱は鬼殺隊をクビになった
莉犬「縁壱も、何も悪くないからね?」
縁壱「…」
縁壱は、何か言いたげに俺をチラっと見たけど
何も無かったように、また前を向いて歩き出した
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りあころ(学校ので来てる)(プロフ) - れいなさん» 時差エグいですけど、あんまりそういうこと書かないほうが良いと思いますよ(不快にさせてしまったのならすいません)こういうのは作者様のペースでやるのが最優先ですから。何回も言いますが不快にさせてしまったのならすみません。 (10月25日 11時) (レス) @page26 id: 30e657e636 (このIDを非表示/違反報告)
れいな - 書かないんですか (8月29日 17時) (レス) @page26 id: a1b0a1bb91 (このIDを非表示/違反報告)
なずな@移行垢(プロフ) - 莉犬:全部できるよ!が何気に一番怖い...ww (2023年2月22日 16時) (レス) @page26 id: 24f39e54cf (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 弧亜(元すみれ)さん» いつも見てくれてありがとうございます! (2023年2月17日 19時) (レス) id: c905288d1d (このIDを非表示/違反報告)
弧亜(元すみれ) - 続きッありがとぅございます(泣) (2023年2月11日 12時) (レス) id: a70cb7c9e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りん | 作成日時:2022年11月24日 22時