横side 409 ページ11
次の朝早くに丸は帰って行った。
玄関先で
「信ちゃんて可愛い声なんやね」
と耳打ちされて慌てた。
「お前!!聞いてたんか!趣味悪いぞ!!」
「聞こえたんですぅー!じゃあーねー!お邪魔しました!」
逃げるようにして丸は出て行った。
聞かれてたんか……
溜息をついてリビングに入った。
信五はまだ寝てる。
今日は俺は仕事。
信五は落ち着いて、また1人で留守番出来るようになった。
昼飯は大倉が持ってきてくれたけど、店が忙しくなったせいで昼に抜けてこれなくなって、俺が用意して出掛けるようになっていた。
というても、簡単なメニューしか用意してやれんけど。
キッチンで朝食と昼飯を用意してる時に、丸の言葉を思い出した。
『大倉と安が関係を持ってる』
やなんて。
友達やと思ってただけに驚いた。
大倉は丸が好きなはずやん。
それやのにまさかの安と。
まぁ、丸はすば るが好きやから、大倉の気持ちは一方通行。
だからヤケになったとか?
それとも、もう2人は付き合ってんのか?
いや、それなら報告を受けてもええはずや。
「おはよぉ…」
信五が起きてきた。
目を擦りながらぺたぺたと足音を立てて近付いてきた。
「顔洗っておいで」
「…ぁぃ…」
小さく返事をして洗面所に歩いていった。
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じーな(プロフ) - 華子うさぎさん» こんにちは!そうなんですよ!時間が出来てるんで、いろんな話がぶわーーーっと!!久々に進んでますね!仕事しながらですが、恐らく時間にも気持ちにも余裕が出来てるようです笑 (2019年9月5日 13時) (レス) id: 16ef9f1163 (このIDを非表示/違反報告)
華子うさぎ(プロフ) - 可愛すぎます。ヒナちゃん『初めてのおつかい』あのテ―マソングが頭の中に流れてきそうです。緑×青で関係が出来たり、まるちゃんの思い人が解ったり、話が進んで居ますね!その先を知りたいです。 (2019年9月5日 11時) (レス) id: d000ba8c9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:じーな | 作成日時:2019年8月13日 0時