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ハルトside
俺が1番にAを起こしに行こうと思って、
ご飯ができてすぐ、Aの部屋まで急いだ。
ガチャ🚪
あ、ノックもせずに入ってしまった…
まぁ寝てるみたいだしいっか。
相変わらずAの寝顔は綺麗だ。
少しだけ声をかけてみたけど、返事がないし、動く気配すらしない。
だから、ベッドまで行って腰かけた。
近くで見るともっと綺麗で、
ずっと見ていたいと思った。
でも晩御飯のことを思い出して、
本心の自分のまま
Aヌナ、ご飯できたよ…
なんて優しい声で言ってしまった。
裏ではこんな俺だなんて知られたら絶対からかわれる。
普通の俺でいたいけど、普段はなぜか冷たくあたってしまう。
Aは嫌そうな顔をして怒るけど、
それすらかわいい。
だからかも知れない。分かんないけど。
そんなことを思いながら寝顔を眺めていたら
Aの広角がピクピクと震えている。
もしかして、起きてる？
さっき言ったこと聞かれた？
そこからはいつもの自分でAを起こして部屋をすぐに出た。
しばらくたったのにAが起きてこない。
すねたのか。
からかいすぎたかも。
ごめんなさい。Aヌナ。
心の中では何回でも言える。
ジョンウが起こしてくる！と楽しそうにしてたから、もう起こしたよと返事しておいた。
ジョンウ「でも、来てないじゃん！絶対また寝てるし俺が行ってくる！」
とAの部屋に行ってしまった。
ジョンウが迎えにいくと、Aは嬉しそうにジョンウとリビングまで来た。
俺はジョンウに負けたのか…
俺はAに冷たくしてしまう自分が嫌だ。
でも今から態度を変えるのも恥ずかしい。
だから、変えられない。
今日もまたAに睨み付けられてる。笑
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作者名：Water | 作成日時：2022年10月2日 23時
