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アサヒオッパの部屋に行かなきゃ。
『あっっさひおっっぱぁー♪』
ガチャ🚪
ん?
電気がついてない。
カーテンもしまってて真っ暗だ。
「アサヒオッパどこ?居るの?」
アサヒ『ん、来た?こっち。』
と私を呼ぶ声がするが私はまだ目が暗いのになれてなくて全然どこにいるのか分からない。
『え?どこ?暗くて見えへん。』
すると私の腕をなにかが触れた。
と思ったら、その瞬間暗闇の中へと引っ張られた。
『待って、なに?!ぎゃあ!』
着いたところはちょうど良い感じのクッションがあって座ることができた。こけなくてよかったぁ。
ふぅ、でも全然見えないんだけど。
ていうか誰私の腕引っ張ったの。出てきなさい!!
『ぎゃあ!って可愛くないな笑』
頭の上から聞こえてきた。
『え?』
まって、まって、まって
もしかして私、今膝の上座ってる?
え、クッションだと思ったのはひーくんの足?
ほんとにまって、理解が追いつかない。
とりあえずなにか言わなきゃ。
『急に引っ張らんといてよー。めっちゃびっくりした!』
アサヒ『ごめん、Aに早く聴いてほしかったから…』
そういってパソコンの電気をつけた。
やっと周りが少し見えた。
こういうとき以外あまりひーくんの部屋に入ることはないから新鮮。
毎回ちょっとずつ部屋の感じが変わってるんだよね…
でもすごく浜田朝光っていう部屋。
アサヒ『はいA、つけて』
と、ヘッドホンを後ろから付けられた。
私、この膝の上で聴くのか?このまま?
大人になってからは人の上に座るとか全然なかったから、慣れない。
アサヒ『流すね』
流れてきた曲はとても感動的な歌だった。
そして、元気づけてもくれるような歌。
やっぱり私はひーくんの歌声が1番好き。
優しく包みこんでくれる感じの歌声。
落ち着く。
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作者名:Water | 作成日時:2022年10月2日 23時