7人の虎にはご注意を。#3【Travis Japan】 (ページ9)

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°Tiger88 感じ悪すぎてページ9

吉澤side

吉澤「(山根さん？だっけ。何だか嫌な感じ)」

Aを無視したり、お菓子を渡さなかったり、わざと嫌なことを言ったり、だいぶ陰湿だ。

中村「俺もAがもらえないならいらない。あげるよ、A」

松田「俺の分食べて！はい、どーぞ！」

海人と元太はAの掌にお菓子を置く。

宮近「俺のもあげる」

そして宮近も。

七五三掛「家帰ったら一緒に食べよ？」

しめも。

川島「す、すみません。何か」

如恵留は山根さんの不機嫌なオーラを感じ取ったのか申し訳なさそうに謝っていた。

謝る必要なんかないのにな。

吉澤「A、俺のも食べて。俺、お前が美味しそうに食べてる姿が好きだから」

山根「！！」

俺はぽんっとAの頭を触ると、お菓子を掌にのっけた。

「みんな、ありがとうね(笑)」

彼女は嬉しそうな顔をすると、大量のお菓子を鞄にしまう。

山根「…吉澤くん、随分Aちゃんと仲が良いんですね？」

山根さんはニコニコとしているがどこか怖い。

吉澤「ま、まあ。付き合い長いので」

山根「でもAちゃんいろんな男性を取っ替え引っ替えしてるみたいですし、気を付けてくださいね！」

「……」

何なんだ、この女。

Aがそんなことしてないことは俺たちが一番分かっている。

それに本人の前で言うか？普通。

山根「あ、そういえばぁ！Aちゃん！ちょっといいかな？相談があるのぉ！」

「は、はい？」

山根「じゃあAちゃん借りますね～！今日はよろしくお願いします」

彼女はAの腕を無理矢理引っ張り、俺たちの楽屋を出て行った。

中村「なんっなの！あの女！」

川島「しっ！聞こえる！」

松倉「感じ悪すぎてびびったんだけど(笑)」

やはり、みんな思ってたことは一緒のようだ。

宮近「シズに好意があるのかな？」

松田「やめときなよスジヤ」

吉澤「当たり前じゃん」

Aを貶めるようなことを言う人間とは関わりたくない。

川島「A、絶対傷ついてたよ…」

七五三掛「すごい言われようだったよね」

それにしてもAに相談があるって

何なんだ？