7人の虎にはご注意を。#3【Travis Japan】 (ページ41)

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°Tiger120 油断も隙間なしページ41

「本当にこんなにもらっていいの？」

松田「いいの！」

おしゃれな個室のレストラン。

私は先ほど買ってもらった服を見ながら不安になっていた。

元太はどれも私に似合うからと5着も服をプレゼントしてくれたのだ。

「本当にありがとうね」

松田「まじでどれも似合ってた。可愛い」

真正面から褒められ、少しドキマギしてしまう。

Travis Japanはお互いが褒め合うことが多いので本当にいいグループだと思う。

「そういえば、今日うみなんか冷たくなかった？」

松田「あーAに？」

「そうそう」

松田「喧嘩した？(笑)」

やはりみんなそう思うらしい。

私は何かした覚えはないが、実は私たちは喧嘩しているのかもしれない。

「してないと思うんだけどな」

松田「明日本人に聞いてみたら？」

「そうするよ」

撮影中は普通だったとはいえ、こんな状態が続くのは寂しい。

「まじうみに嫌われたかな」

松田「それはないでしょ」

「うみに何か言っちゃったかも」

一人でうなだれていると元太がポンっと私の頭を叩いた。

松田「めっちゃ海人のこと気にするじゃん、俺といるのに」

「あ、ごめん」

松田「二人きりとか久々なんだからね！」

「ごめんって。あ、そうだ！元太が選んでくれたワンピース明日着て行こうかな」

元太の機嫌を損ねそうだったので、なんとか話題を変える。

松田「ほんと？着てきてよ！」

「着る着る！」

松田「楽しみ！てか、今日なんかいつもより可愛いよね。いつも可愛いけど」

彼は至近距離でじっと私の顔を見つめた。

「今日メイク変えてみたの」

些細なことに気がつくなんて元太は凄い。

松田「どれどれ？」

彼はもっと顔を近づけ、アイメイクを凝視してくる。

「黒目の上だけアイライン太く引いてるの」

松田「そうなの？見せてよ！」

興味津々な元太に私は思わず笑いそうになった。

そして、ゆっくりとまぶたを閉じる。

松田「へえ～本当だ」

感心の声が聞こえ、目を開けようとしたその瞬間。

「(え)」

唇に柔らかいものが触れ、ちゅっと軽い音がした。

驚きながら目を開く。

松田「あまりにも可愛いからちゅーしちゃった」

そう言って元太はニコニコと笑っていた。

松田「クリスマスプレゼントはおーれ！」