°Tiger84 勘違いと終止符 ページ5
宮近side
自販機で水を買っていると女性のスタッフさんが俺に話しかけてきた。
スタッフ「宮近くん、お疲れ様です」
宮近「あ、お疲れ様です」
スタッフ「さっきリハーサル観ましたよ。サンタの衣装可愛ですね」
俺は「ありがとうございます」とお辞儀をする。
スタッフ「特にAちゃん。本当に可愛くてもう私大好きなんですよ、あの子」
宮近「ははっ、伝えておきますね」
スタッフ「可愛くて性格も良くてあんな子が欲しいです」
Aが褒められるとなぜか俺まで誇らしい気分になった。
スタッフ「あ、そうそう」
スタッフさんは持っていた袋を俺に渡す。
宮近「えっと、これは?」
スタッフ「実はうちの旦那が宮近くんの大ファンでどうしてもクリスマスプレゼント渡して欲しいって」
宮近「ほんとですか?」
申し訳ない気持ちももちろんあったが、嬉しい気持ちの方が大きかった。
俺は満面の笑みで遠慮なくプレゼントを頂く。
宮近「本当にありがとうございます!」
スタッフ「いえいえ!Aちゃんによろしくね〜」
彼女は俺の肩にぽんっと触ると手を振り、仕事へ戻っていった。
男性のファンがいてくれることがとても嬉しい。
もちろん女性もだが。
宮近「(戻るか)」
俺は楽屋に戻ろうと振り返る。
そこには遠くの方から顔を覗かせているAの姿があった。
宮近「A、何やってんの?」
「な、何でも!」
俺が近づくと彼女は何かを背中に隠す。
宮近「なんか隠したな?(笑)」
「まじでなんもないから!」
後ろでゴソゴソと袋の音が聞こえていた。
宮近「気になるじゃん!(笑)」
「別にいいでしょ!…ほら、ちゃかプレゼント貰ったみたいだし」
宮近「あ、これ?」
俺は先ほどいただいたプレゼントを軽く掲げる。
「良かったね」
宮近「うん!まじで嬉しかった!!」
満面の笑みでそう言うとAは暗い顔をした。
「……良かったね」
宮近「A?」
「いやー、やっぱりちゃかはモテるわ!」
宮近「は?何の話?」
Aは切ない表情を浮かべる。
何か言いたくても言えない。
そんな顔。
「…やっぱり私じゃだめなんだ」
彼女はぽつりと呟くと楽屋へと戻って行ってしまった。
宮近「A…?」
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あずきいろ
ラッキーメンバー
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まゆ(プロフ) - げんげんとの絡みが特にみたいです! (2020年2月28日 23時) (レス) id: c6cea0aff7 (このIDを非表示/違反報告)
りー - ちゃかちゃんとの絡みみたいです! マフラー、、 (2020年2月21日 0時) (レス) id: 288d9e7583 (このIDを非表示/違反報告)
ほちゃ - しーくん見たいです! (2020年2月20日 14時) (レス) id: 7be0570b66 (このIDを非表示/違反報告)
味噌バターコーンラーメン(プロフ) - (名前)はるさん» コメントありがとうございます!ご意見参考にさせて頂きます! (2020年2月20日 3時) (レス) id: 727002c3af (このIDを非表示/違反報告)
味噌バターコーンラーメン(プロフ) - 柚子さん» コメントありがとうございます!ご意見参考にさせて頂きます! (2020年2月20日 3時) (レス) id: 727002c3af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:味噌バターコーンラーメン | 作成日時:2020年2月9日 2時