7人の虎にはご注意を。#3【Travis Japan】 (ページ36)

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°Tiger115 遅めのプレゼントページ36

帰宅すると私たちは早速、準備をして鍋を囲んでいた。

川島「本当に懐かしいね」

宮近「あの時、8人で鍋やらなかったら海人とAはこんなに仲良くなってたかったかもしれないよね」

中村「本当それ」

それぞれ好きな食材を取りながら会話が弾む。

松田「Aはさ」

「ん？」

松田「まだトラビスに入って一年も経ってないじゃん？それなのにここまで完成度高いってすごいよね」

松倉「踊りとか歌とかね」

「急に褒めるやん(笑)」

いきなり褒められると少し戸惑ってしまう。

その時、ピコンとスマホに通知が入った。

岸優太

来週空いてる？

七五三掛「岸くんじゃん」

お兄ちゃんは目に入った名前をそのまま読む。

中村「ええ、また岸くん？」

松田「なんか最近Aが遠い存在になってく気がして嫌なんだけど」

吉澤「分かるわ」

同じメンバーなのに遠い存在とはどういうことなのだろうか。

宮近「あれだよね、なんかAはいろんな人に可愛がられてていろんな人と仲良いから」

七五三掛「最近俺らに構ってくれないよね」

確かにSixTONESやSnowManのメンバーと仲良くさせてもらったりはしている。

しかし、私の中では今まで通りTravis Japanのみんなとも遊んでいるつもりだった。

吉澤「最近俺らが一緒に出掛けたのいつだっけ？」

そう言われてしまうと分からない。

川島「つまり俺らはヤキモチ妬いてるってことだよ」

「そう…なの？」

中村「他の人に取られるの腹立つよね」

「んー、それでも私はみんなが1番大好きだよ」

私がそう言うと7人は嬉しそうに笑っていた。

松田「貴方ほんと可愛いわねぇ」

元太は髪を撫でくりまわしてくる。

川島「こういうことさらっと言うからモテるんだろうね」

七五三掛「小悪魔」

そういえば、と私は思い出す。

七五三掛「どこ行くの？」

「ちょっと待ってて」

席を立ち、自室に向かう。

7人へのクリスマスプレゼント。

遅くなってしまったが買っておいたのだ。

「(これは…いいか)」

私はちゃかへのマフラーをそのまま置いておくと7つの袋を持って再びリビングへと向かった。