7人の虎にはご注意を。#3【Travis Japan】 (ページ25)

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°Tiger104 勝手な解釈ページ25

「はぁーー！疲れたー！」

私は真ん中のベッドに思い切りダイブする。

このまま寝てしまいそうだ。

松田「俺も楽しかったけど疲れたー！」

そう言った元太はなぜか私と同じベッドに飛び込んできた。

「あっぶな！自分のベッドにダイブしなよ～」

松田「俺も真ん中が良かったもん」

「あ、そうなの？じゃあ代わる？」

私が退こうとする彼は私の腕を引っ張り、隣に寝かせた。

松田「今は一緒にゴロゴロしよ？」

「え～寝そう」

松田「いいから」

元太は私の足に自分の足を巻き付け、抱き枕のように抱きしめてくる。

「元太寝るじゃん絶対」

松田「ん～ちょっとだけ」

彼は目を閉じ微笑みながらそう言った。

「しょうがない。あとで起こしてあげるよ」

松倉「…なぁ、俺が一番に風呂入ればいい？」

荷物の整理をしていた海斗は今までびっくりするくらい話さなかったが、やっと言葉を発した。

「うん。海斗入って」

松倉「元太、もう寝たの？」

「だいぶ疲れが溜まってたんだよ、きっと」

海斗はベッドの側にくると私と目線が合うようにしゃがんだ。

じーっと見つめてくる。

松倉「Aさ、やっぱり元太とか海人みたいな甘えん坊男子が好き？」

急にそんな質問をされ、返答に困ってしまう。

「んー、別に甘えん坊が好きなわけでもないし、嫌いなわけでもないしな」

松倉「どんな奴が好きなの？例えば」

「例えばかぁ。あ、海斗みたいな人好きだよ。真っ直ぐで純粋で！」

松倉「お、俺ぇ？そ、そういうの良いから」

彼は恥ずかしいのを誤魔化すように私の髪をクシャクシャと撫ででくる。

「別に思ってること言っただけだよ！それにやっぱ7人の中でも海斗は私にとって特別な人だから」

一番最初に仲良くしてくれた大好きな親友。

松倉「と、と、特別な人…え、それって俺のこと…あ、いや…え…」

海斗は立ち上がり一人でぶつぶつ言っている。

松倉「え、Aは俺のことを…？じゃ、じゃああの寝言の"かいと"は俺…？…いや、そんなはず…」

「一人で何言ってんの？」

松倉「いや！何でもない！お風呂入ってくる！」

彼は急いだ様子でお風呂場に行ってしまった。

「なんなんだ？」

松田「んん」

「あ、煩かった？」

寝ている元太は唸りながら私を抱きしめる腕に力を込める。

やっぱり元太は年上とは思えない。

甘えん坊。