7人の虎にはご注意を。#2【Travis Japan 】 (ページ8)

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°Tiger47 収録ページ8

某日。

バラエティ収録。

MC「今日はジャニーズJrの川島如恵留くん、七五三掛Aちゃんがきてくれました！」

川島「よろしくお願いします」

「お願いします！」

司会の方に紹介された私たちは深いお辞儀をする。

MC「二人はジャニーズなんだよね？」

川島「はい。Travis Japanというグループに所属させてもらっています」

さすが如恵留くん。

言葉遣いがいちいち丁寧。

返しもスムーズ。

私はまだ緊張してしまう。

MC「Aちゃんがジャニーズに入った時、ものすごい話題になってたよね」

普通、女がジャニーズに入るなんてあり得ない。

あの時はニュースや新聞に大々的に取り上げられ日本中で話題になっていた。

MC「前にこの番組に来てくれた時はXXXに入ってた時だったかな？」

「はい、そうです」

MC「まさか、女性アイドルグループから男性アイドルグループに入るなんて思ってもみなかったでしょ？」

「本当にまだ夢の中にいるようです」

XXXに所属していた時、私はセンターをやらせてもらうこともあった。

ドラマやCM、バラエティにも出させてもらうこともあった。

ずっとXXXでやってくんだ。

そう思った矢先、卒業を決意する事件が起きたのだ。

MC「岸くんもジャニーズだけど二人と交流あったりはするの？」

私の隣に座るKing&Princeの岸優太は急に話を振られ、肩をビクッとさせる。

MC「寝てた？(笑)」

岸「寝てないです寝てないです。Aなんかとは結構前から知り合いですね」

MC「そうなんだ」

岸「はい、俺が結構世話してあげてて…」

「別にされてないわ(笑)」

岸くんが適当なことを言うので、私は思わずバシッと叩いてツッコんでしまう。

岸「おま！してたじゃん！」

「されてないやめて(笑)」

MC「仲良いのは伝わりました(笑)」

現場は笑いに包まれる。

やがて緊張は解けていった。

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収録が終わり、私はお手洗いで化粧直しをしていた。

楽屋では如恵留くんが待ってる。

早く戻ろう。

そう思い、廊下に出ると共演者の俳優さんが立っていた。

「あ、お疲れ様です」

俳優「あの、俺、XXX時代から七五三掛さん知ってたんです」

「そうなんですか！…で、では！」

会釈をし、通り過ぎようとする。

しかし

俳優「あの！付き合ってくれませんか？」